雑司が谷の最大行事「御会式」に野外移動型演劇が合流、一般参加者も募集

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雑司が谷の最大行事「御会式」に野外移動型演劇が合流、一般参加者も募集

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雑司が谷鬼子母神で、10月16日から3日間、地域最大の伝統行事「御会式」が催されます。2019年初めての試みとして、野外移動型演劇イベントが展開されます。

市民パフォーマーと一般参加者が100以上の太鼓で演奏

 池袋駅の南東に位置する「雑司が谷鬼子母神」。インド伝来の安産・子安(こやす)の神を祀るこの名刹で、2019年10月16日(水)から18日(金)までの3日間、江戸期から続く地域最大の伝統行事「御会式万灯練供養(通称、御会式)」が催されます。

雑司が谷鬼子母神の「御会式万灯練供養」の模様(画像:東アジア文化都市2019豊島実行委員会)



 2019年、初の試みとしてこの御会式に現代的な視点を採り入れた、ツアー型パフォーマンス作品「BEAT」が合流します。

 劇作家の石神夏希さんと中国出身のアーティスト・シャオクゥ×ツゥハンさんの作となる「BEAT」は、一般参加者がトランスナショナル(海外にルーツを持つ)市民パフォーマーと共に夜の池袋に繰り出します。そして、街角で様々なビートを奏でながら「御会式」に合流するまでを体験する、野外移動型演劇イベントです。

 参加者は市民パフォーマーとの待ち合わせ場所に出向き、そこで太鼓を渡されてビートを教えてもらい、一緒にセッションを行います。そこから次々に他のグループに加わり、多様な文化やルーツに触れ、アーティストの作曲したオリジナル太鼓の曲を共に打ち鳴らしながら、大きな集団になっていきます。

 100を超える太鼓(予定)のビートが合わさり、池袋の街中を練り歩いた後、御会式に合流。最後に鬼子母神堂をお参りし、一同は約3時間半のツアーを終えます。

 万灯が照り、団扇(うちわ)太鼓や鉦(しょう、金属製で皿状の打楽器)の音が響き渡る、幻想的な秋の夜長の一大パフォーマンス。参加する方も見る方も、より御会式を楽しめるイベントとなりそうです。現在、ツアー参加者(有料)を募集しています。問い合わせは、東アジア文化都市2019豊島実行委員会事務局まで。

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