今年ならではの演出? ドラマ『恋あた』がクリスマスを最重要テーマとして描くワケ
2020年12月20日
ライフまもなく最終回を迎えるTBSテレビ系ドラマ『この恋あたためますか』。作中、重要なテーマとして描かれているのが「クリスマス」です。近年ここまでクリスマスにスポットを当てた作品は少ないよう。そこには2020年ならではの背景があると、ライターのふくだりょうこさんは指摘します。
最終回を目前に視聴率も2ケタ
TBSテレビ系で火曜21時から放送されている『この恋あたためますか』、通称「恋あた」。この作品でキーワードのひとつになっているのが「クリスマス」です。
2020年はコロナ禍で「おうちで過ごすクリスマス」が推奨されていますが、実のところ年々その存在感が薄くなっているようにも……? 都会で過ごす女性たちの中でクリスマスはどのような存在になっているのでしょうか。
「一緒にクリスマスを」と迫る場面も
舞台は東京。アイドルをクビになりコンビニチェーン「ココエブリィ」上目黒店でアルバイトをする主人公・井上樹木(森七菜さん)と、同社社長の浅羽拓実(中村倫也さん)が、コンビニのスイーツ開発を通じて少しずつ惹(ひ)かれあうようになるドラマ『この恋あたためますか』。

浅羽の元カノの里保(石橋静河さん)、樹木と共にスイーツ開発を行う新谷誠(仲野大賀さん)を巻き込んだ恋の四角関係も気になるところ。12月22日(火)の最終回を控え、物語は大詰めを迎えています。
その中でたびたび出てくるのが「クリスマス」というキーワードです。近年、ここまでクリスマスをフューチャーしている作品は珍しい気がします。
スイーツ開発ということでクリスマスケーキも登場しますし、登場人物たちにもそれぞれクリスマスには特別の思いが。浅羽は子どもの頃の両親との苦い記憶が原因でクリスマスを敬遠しています。
一方、新谷は樹木に「一緒に過ごしたい、クリスマスまでに樹木ちゃんにとっての特別な人になりたい」と告白する場面も。
全体的にクリスマスが特別な日だとして描かれています。ただ、現代の都会の女性たちが同じように「特別」と思っているかというと「……?」というのがなきにしもあらず。
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