海外旅行のバイブル『地球の歩き方』に「東京」版が登場、なぜ? 編集長に理由を聞いた
2020年9月30日
知る!TOKYO海外旅行好きにはバイブルともいえるシリーズ『地球の歩き方』。このシリーズに今回、初めての国内版となる「東京」が登場しました。一体なぜなのでしょう? フリーランスライターの小川裕夫さんが、編集長と担当者をインタビュー。出版の背景にあったのは、東京オリンピック、そして新型コロナです。
確かに日本も東京も地球だ
勝手の異なる海外ではささいなことでトラブルが起きやすく、海外旅行に出かける際にはガイドブックを持っていくという人も多いはずです。
ダイヤモンド・ビッグ社が発行している『地球の歩き方』シリーズは、海外を旅する者にとって必携とも言えるガイドブックです。長年にわたって多くの人に愛用されてきました。
数あるガイドブックのなかでも、このシリーズは内容を海外にフォーカスしています。同シリーズを手にして、海外旅行の楽しさに目覚めたという読者・旅行者は多いでしょう。
そのため、ほかのガイドブックとは一線を画し、もはやガイドブックの枠を超えたバイブルともいえる存在です。
世界を案内し続けてきた『地球の歩き方』が、2020年9月1日(火)に初めて国内の都市にフォーカスした「東京」を発売しました。
いったい、『地球の歩き方』に何が起きたのでしょうか?
シリーズ全体の編集長を務める宮田崇さんと同書のプロデューサーを務める斉藤麻理さんに話を伺いました。
※ ※ ※
「『地球の歩き方』は1979(昭和54)年に創刊し、2019年40周年を迎えました。2020年は東京五輪が開催される予定だったので、開催中は事前から日本全体がお祭りのようなムードになると予想できました。
そのため、出版社は五輪に向けて関連書籍・雑誌をたくさん出し、書店でも“五輪フェア”といった棚がつくられると考えたのです。そうしたイベントに『地球の歩き方』も参加したい……その一心から、『地球の歩き方』シリーズでは初となる国内版『東京』を制作することを決めたのです」(宮田さん)

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