ロマンあふれる絶海の無人島 好きが高じて「本籍地」に……実現可能?
2020年9月13日
知る!TOKYOマニア的人気を誇る無人島。そんな無人島が好きすぎて、思わず「本籍地にしたい!」という人もゼロではないでしょう。実際できるのでしょうか。フリーライターの県庁坂のぼるさんが解説します。
住所と本籍地は別のもの
戸籍制度のある日本では、住所と本籍地は別のものとして管理されています。住所は実際に住んでいる場所で、住民票などに記載されます。対して、本籍地は戸籍が保管されている市区町村を意味します。
この本籍地を移動させる機会はあまりありません。上京した人でも、本籍地は実家のままという人もたくさんいることでしょう。本籍地の変更でありがちなのは、結婚して新しく住所を置くときではないでしょうか。
本籍地を有名スポットに設定する人も
さて、パスポートの取得などで必要な戸籍謄本は、本籍地のみで取得できます。そのため、引っ越しするたびに移動していると「自分の本籍地はどこだっけ?」と困ってしまいます。
そうした問題に対処するため……というわけではありませんが、本籍地というのはどこでも自由に選ぶことができるようになっています。住所は実際に住んでいないといけませんが、本籍地はあくまで戸籍を保管している役所なのです。
ということで、世の中には本籍地を有名スポットに設定している人がいます。人気の本籍地は「東京都千代田区千代田1-1」、すなわち皇居です。さらに東京タワー(港区芝公園)や国会議事堂(千代田区永田町)、東京スカイツリー(墨田区押上)などを選ぶ人もいます。
このような制度のため、実際に行ったことのない離島も本籍地に設定することができるのです。

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