90年代の「たまごっち」ブーム 原宿の大行列に並んだ元総理大臣って誰?
2020年8月30日
ライフ30代以上の人なら、きっと懐かしく思い出すであろう90年代後半の「たまごっち」ブーム。当時の人気っぷりは、とにかくすさまじいものがありました。フリーライターの猫柳蓮さんも、当時たまごっちに熱狂したひとりのようです。
日本中の話題をさらったおもちゃ
「テトリンよりも売れているらしいぞ」
1996(平成8)年11月に発売された、ひとつのおもちゃが、にわかに注目を集めました。バンダイ(台東区駒形)から発売された「たまごっち」です。
正式な発売は11月23日。その少し前から渋谷など雑貨店やレコード店でのテスト販売が行われていました。そうしたところテスト販売を行った5店舗のうち、4店舗で即日完売という評価を獲得したのです。
そうした盛り上がりを受けての正式発売。その日から、たまごっちはメディアと日本全国の話題をさらうことになります。
まず飛び付いたのは女子高生たち
最初に飛びついたのは、当時「コギャル」という言葉で呼ばれることが多かった女子高生たち。彼女たちの通学グッズの定番として、たまごっちは大人気になったのです。
それまで、同様の携帯ゲームとしてゲームテック(福岡市)から発売されていた「テトリン」が女子高生の間では人気でした。
これは、モノクロ画面でテトリスなどをプレーできる超小型のゲーム機です。これに対して、たまごっちはデジタルなペット飼育。
液晶画面の中の謎の生物・たまごっちに、餌を与えたり、トイレの世話をしたりしながら少しずつ成長させていきます。

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