もはや駅構内プチ散歩レベル 東京駅「京葉線ホーム」はなぜ遠く離れた場所にあるのか
2020年7月25日
知る!TOKYO国内外のさまざまな人たちが訪れ、「東京の玄関口」と呼ばれる東京駅。そんな同駅の京葉線ホームはなぜか駅から数百m離れた場所にあります。いったいなぜでしょうか。フリーライターの小西マリアさんが解説します。
上京当初は「さすが東京」だが……
「東京初の電車は京葉線」という、上京組はけっこう多いのではないでしょうか。

新幹線で東京駅に到着。そのまま東京ディズニーランド(千葉県浦安市)へ行こうとすると、京葉線に乗り換えて舞浜駅へ向かわなければなりません。途中にあるのは、長い動く歩道。
「さすが東京はすごい。歩道も動くんだ」
と思い、歩くのを止めて身を任していると、追い抜かれることも多く、東京のせわしなさを知るのです。
慣れると「ここは本当に東京駅なのか」に
そうした初体験は「大都会」をイメージさせるのに十分ですが、いざ上京し、東京に慣れてくるとどうでしょう。天下の東京駅だというのに、京葉線のホームは他とは比べ物にならなきほど離れているのです。むしろ近いのは有楽町駅。
「なぜ、この駅が東京駅を名乗っているのか」
「ここは本当に東京駅なのか」
と、冗談交じりに考えたことのある人も少なくないでしょう。

東京に住んでいる人が京葉線に乗る機会は、東京ディズニーランドや幕張メッセ(千葉市)、IKEA Tokyo-Bay(千葉県船橋市)に行くためというのが大半だと思いますが、そのたびに「京葉線は遠い」と考えさせられます。
京葉線ホームが地下に埋まっているのは、鍛冶橋通りの三菱一号館美術館(千代田区丸の内)から東京国際フォーラム(同)のあたり。有楽町駅のほうがやや近い立地です。
そもそも、なぜこのような場所にホームを建設することになったのでしょうか。

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