綾野剛×星野源ダブル主演で話題 金曜ドラマ『MIU404』人気をひも解くカギ「機動捜査隊」「バディ」とは何か
2020年7月24日
ライフ6月から始まり、早くも話題を呼んでいる『MIU404』。同作品に見る、刑事ドラマの「現在地」とはいったいどのようなものでしょうか。社会学者で著述家の太田省一さんが解説します。
知ればドラマをさらに楽しめる要素とは
SNSでも毎回盛り上がりを見せているのが、この6月から始まった刑事ドラマ『MIU404』(TBSテレビ系)です。

綾野剛と星野源のダブル主演。脚本が野木亜紀子、演出が塚原あゆ子、さらに主題歌が米津玄師と、人気だった『アンナチュラル』(TBSテレビ系)のスタッフが再集結する点でも注目されていました。
加えて第3話では、出演予告のなかった菅田将暉がいきなり登場し、サプライズとして話題になりました。
このように、内容はもちろんのことキャストやスタッフが話題の本作ですが、この『MIU404』は刑事ドラマの歴史を知ったうえで見るとさらに面白さが増します。
主人公が所属「機動捜査隊」の役割とは
まず、警視庁の機動捜査隊を舞台にしているのがポイントでしょう。
一口に刑事ドラマといっても、設定はさまざま。刑事ドラマの古典『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)は、新宿にある七曲署、いわゆる所轄の捜査一係が物語の舞台でした。

また、警視庁刑事部の捜査一課が舞台となるのもよくあるパターンです。現在放送中のものですと、内藤剛志が主演の『警視庁・捜査一課長 2020』(テレビ朝日系)がそれに当たります。
一方『MIU404』では、綾野剛が演じる伊吹藍と星野源が演じる志摩一未(しま かずみ)のふたりは警視庁の機動捜査隊に所属しています。
第1話の冒頭でも警察の組織図を使って説明されていましたが、機動捜査隊とは初動捜査や広域捜査を主な任務とする部署です。24時間勤務で覆面パトロールなどに当たり、殺人や強盗のような捜査一課担当の事件を応援するのが主たる役割とされます。
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