東京で発見された「ど根性ヒガンバナ」今年も無事咲いたと判明してネット歓喜「元気で良かった!」
あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。日本各地で発見された「ど根性」シリーズ アスファルトを押しのけてスクスクと育ったダイコンが「ど根性大根」として一躍注目を集めたのは2005(平成17)年、兵庫県相生市の路上での出来事でした。 ダイコンは「大ちゃん」との相性で親しまれ、パンやクッキー、絵本などの関連グッズが販売されるほどの人気者に。 その後も、同じようにコンクリートの路面から生えるど根性スイカや、ど根性トマト、ど根性カボチャなど、さまざまな種類の「ど根性野菜」の報告が全国各地で相次ぎました。 そして、東京都内で発見されたのは「ど根性ヒガンバナ」。街なかのコインパーキングの隅っこに咲いた、秋の訪れを感じさせる真っ赤な花の可憐な姿がツイッターで話題をさらっています。 「涙の数だけ強くなれそう」との声 撮影したのは岡田将さん(@susumuokada)。実は1年前の2020年10月にこのヒガンバナを発見した際にもツイッターに画像を投稿し、14.7万件もの いいね が集まりました。 今回、投稿した画像は2021年9月16日(木)に撮影したもの。 アスファルトを押しのけて真っ直ぐに咲く1輪のヒガンバナ(画像:岡田将さんのツイート)「今年も元気に咲いてた」 というコメントを付けてアップしたところ、同17日15時時点ですでに5600件以上の いいね が寄せられました。 投稿を見たフォロワーたちからは「こんな彼岸花、見たことない」という驚きの声のほか、歌手・岡本真夜さんの大ヒット曲『TOMORROW』の歌詞になぞらえて 「涙の数だけ強くなれそう」 「アスファルトを裂く花のように」 とその力強さをたたえる声、また、1年前の投稿を知っている人からも 「元気ですね! 良かったです!」 と、近況報告を歓迎する喜びの声が上がりました。 ヒガンバナに「本当にありがとう」ヒガンバナに「本当にありがとう」 撮影した岡田さんは、2021年10月から奈良県で開かれる屋外アートイベント「MIND TRAIL」にも参加予定の写真家。代表作には、地面に落ちている1~2mmほどの砂粒を高精細に撮影するシリーズなどがあります。 あたらめて今回の「ど根性ヒガンバナ」について話を聞きました。 ――写真の撮影日と場所を教えてください。 「9月16日(木)に撮影したばかりです。場所は葛飾区です」 ――2020年に初めてヒガンバナを見つけたときの経緯や第一印象を教えてください。 「散歩中に偶然見つけました。見つけたときは、純粋に驚きました。アスファルトを貫いて咲く彼岸花なんて見たことがありませんでしたから」 ――そして、今年も咲いているのを発見したときはどんな感想を抱いたのでしょうか。 「無事に咲いて良かったです。今年は一輪挿しのようで、昨年とは違う趣があって美しいなと思いました」 ――確かに、2020年は8輪ほど咲いたようですが、今年は1本ですね。 「もしかしたら地主さんが剪定(せんてい)されたのかもしれません。個人的には1本だけ咲いている状態も気に入ってます(笑)」 ――アスファルトでも元気に咲いたヒガンバナにひと言お願いします。 「コロナ禍で鬱々とし気分が晴れない世の中だけど、小さな出来事や変化に気づいて楽しめば、毎日が明るく楽しくなることを再認識できました。本当にありがとう」 ※ ※ ※ 可憐さだけでなく力強さも持ち併せたヒガンバナの姿に、多くの人が勇気をもらったようです。
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