入門「オタク」と「サブカル」はどう違うのか? 90年代の源流をたどる

1980年代に端を発した「オタク」文化。当時は異端だった彼らの文化は時を経て、どのように変化していったのでしょうか。フリーライターの猫柳蓮さんが解説します。


秋葉原はオタク、渋谷はサブカル?

 今では極めて曖昧になりましたが、2000年代の一時期まで、着ているものや普段遊んでいる街などからその人の個性を「パターン化」して考えるのは、ごく一般的なことでした。

 中でも対比されるのは、秋葉原と渋谷です。

サブカル好きの女性イメージ(画像:写真AC)

 どちらのエリアも、今では外国人も知っている日本を代表する文化の発信地ですが、つい10年くらい前までは

・秋葉原 = オタク = ダサイ
・渋谷 = サブカル = カッコイイ

といった意識があったことは、間違いありません。

「まんだらけ」や「まんがの森」といった、オタクが集まるスポットが渋谷にあったにも関わらずです。

オタクは「サブカルの一部分」

 サブカル、すなわちサブカルチャーはメインカルチャーに対する「少数派の文化」のことを指す言葉です。

 もともとは、1960年代に始まった反体制的な要素を含んだカウンターカルチャー(対抗文化)から始まったもので、次第に対抗要素が形骸化し、大衆化していったと考えられています。

 そのため、オタクは本来「サブカルの一部分」のはずですが、日本ではなぜか別物して考える人が多いようです。

 その理由は、ブームになったジャンルの違いがあるようにも思えます。

 オタクの起源は諸説……というよりも研究がまだ確立していないため、無限の「俺理論」が横行しています。ただ1970年代後半の『宇宙戦艦ヤマト』のブームあたりから始まったことは確かだとされています。

『漫画ブリッコ』(画像:白夜書房)

 その後、1983年に評論家の中森明夫が『漫画ブリッコ』誌上で「おたく」を取り上げ次第に世間に広まっていくわけです。

テレビ番組から生まれた「カルト」な人たち


【画像】『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でおなじみ、おたく評論家・宅八郎の懐かしの姿を見る

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