秋葉原は今や「日本の象徴」に――オタクはいつからイケてる存在になったのか

昨今はリア充が「オタク」を自認してもおかしくない時代です。そもそも「オタク」という存在はいつごろから市民権を得てきたのでしょうか。フリーライターの猫柳蓮さんが解説します。


今ではイケてる「オタク」

 オタク文化が大衆化し、さまざまなところでアニメやマンガとのコラボレーションが当たり前となった現在、東京で最も栄えている街と言えば、やはり秋葉原ではないでしょうか。

オタクの聖地・秋葉原の様子(画像:写真AC)

 秋葉原を支えているのは言うまでもなく、オタク文化です。

 現在はもはや「オタク = カッコイイ」というイメージがあり、オタクという言葉はとてもポジティブな意味で使われています。そのような風潮が始まったのは、一体いつ頃からなのでしょうか。

1983年に生まれた「オタク」

 オタクという言葉の概念や起源を巡っては、現在でもさまざまな論争が続いており、よくわかりません。

 ただ、マンガ・アニメファンの間にこの言葉が広く知られるようになったのは、セルフ出版(現・白夜書房)のマンガ誌『漫画ブリッコ』1983年6月号に掲載された、コラムニスト・中森明夫の「『おたく』の研究」からです。

『漫画ブリッコ』(画像:白夜書房)

 ここで中森はコミックマーケットに集う男女を、

「運動が全くだめで、休み時間なんかも教室の中に閉じ込もって、日陰でウジウジと将棋なんかに打ち興じている奴ら」

などネガティブな言葉を羅列して表現。

「我々は彼らを『おたく』と命名し、以後そう呼び伝えることにしたのだ」

としています。

 メディアでオタクが初めて言及されたのは、これで確かなようです。しかし当時は、マニアックな雑誌の出来事に過ぎませんでした。

期待を込められた「オタク」


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