五輪延期と新型コロナで大打撃 時間が止まった「お台場」は今
2020年4月21日
ライフ新型コロナ禍で都内の観光地を訪れる人たちは激減しています。そんななか、特に大きな影響を受けているのがお台場です。旅行ジャーナリストの内田宗治さんが現地を歩きました。
工事中のお台場海浜公園と潮風公園
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で、都内の繁華街はどこも閑散としています。その中でも、特別に大きな影響を受けている地域があります。お台場です。
お台場ならではのダメージは、2020年東京オリンピック関連です。
お台場周辺はお台場海浜公園(港区台場1)でトライアスロン(マラソンスイミング)が、潮風公園(品川区東八潮)でビーチバレーが行われます。いずれも屋外競技で、競技スペースや観客席が設けられます。
両公園はつながっていて、海沿いに端から端まで歩くと約3kmもの道のりになります。
特にお台場海浜公園は浜辺でさまざまに過ごす人が多いのですが、オリンピック会場工事のために2019年12月から段階的に敷地を区切って、立ち入り禁止にしてきました。

この4月では水上バス乗り場付近を除いて、両公園のほぼ全域を閉鎖しての工事となっています(このほか青海アーバンスポーツパークが会場)。
他では味わえないお台場の魅力
お台場にはいくつかの魅力があります。
ひとつは、こうした海に面した公園です。お台場海浜公園には、浅草や日の出桟橋(港区海岸)からの水上バスも発着します。東京港をまたぐレインボーブリッジ越しに見る都心のビル群の眺めは、他では味わえないものといえるでしょう。
もうひとつは、デックス東京ビーチ(同区台場1)、アクアシティお台場(同)などショッピングモールの存在です。

モールの中にはデッキや窓辺から港の眺めがいい飲食店や、東京ジョイポリス、レゴランド・ディスカバリー・センター東京など屋内型テーマパークなども入り、同地ならではの魅力が多くあります。

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