正社員の地位は上がる?下がる? 新型コロナ収束後の日本の「働き方」を大胆予想する
2020年4月19日
ライフ新型コロナ感染拡大で在宅勤務が浸透してきた日本ですが、収束後の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。日沖コンサルティング事務所代表の日沖健さんが予想します。
通勤ラッシュは昭和・平成の遺物に?
新型コロナウイルスへの対応で、日本人の働き方が大きく変わっています。そして、今後も変化は続くことでしょう。
少し気が早いかもしれませんが、コロナ後に日本人の働き方がどう変わっていくのか考えてみましょう。
まず、朝の通勤から。感染が収まり、企業活動が再開されても、ワクチンが開発されるまで、通勤電車への注意・警戒は継続することになります。
これまで、始業の9時を目指して満員電車に揺られて通勤するというのが、首都圏で平日毎朝目にする光景でした。しかし、通勤ラッシュは昭和・平成の遺物になるかもしれません。

今回在宅勤務やテレワークをやってみて、「通勤がいらないし、仕事もはかどるし、案外良いな」と思われた人が多いのではないでしょうか。もちろん「絶対無理」という人もたくさんいます。
通勤地獄は解消へ
コロナ後は在宅勤務・テレワークがさまざまな業種で一般化し、必要なときにだけ出勤するという会社が増えます。
徒歩や自転車の利用も進むでしょう。今後の政府の施策にもよりますが、通勤電車の利用者は2~4割減ると期待されます。
しかも電車の利用者が減るだけでなく、通勤する場合も時差出勤が増えます。その結果、通勤ラッシュはかなり緩和されそうです。

さまざまな調査がありますが、首都圏のオフィスに通う通勤時間は一般的に片道平均50分と言われています。
車内の混雑も深刻で、痴漢やその冤罪(えんざい)事件を含めて半世紀以上に渡って大きな社会問題でした。今回の危機で通勤地獄が解消されるならば、まさにけがの功名です。

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