アンチもいるけど……「木村拓哉」一家、若い世代には意外と人気らしい
東京が舞台のドラマを好演 東京・日本橋や渋谷を舞台にした2019年冬期のドラマ『グランメゾン東京』(TBSテレビ系)。「ドラマの視聴率は10%を超えれば成功」と言われる時代にあって、平均12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という数字は上出来と言ってよいのでしょう。 主演を務めたのは、ご存じ木村拓哉。 2016年末のSMAP解散騒動で一部では批判にさらされたものの、『ロングバケーション』(1996年、フジテレビ系)や『HERO』(2001年、同)の系譜とも言える「東京で暮らし、働く格好いい男」を演じきりました。 ドラマやCMで活躍している木村拓哉(画像:GYAO) そんな木村拓哉の娘たちが、ここ何年かで注目を集めています。 2018年に若干15歳にしてファッション雑誌「ELLE japon」の表紙を飾ったモデルのKoki,。木村拓哉と工藤静香の娘ではあるものの、そのビジュアルは木村拓哉そっくりで、世間では驚きの声が広がりました。 Koki,は2018年内にさまざまな国内外の雑誌で表紙デビューを飾ります。さらにはハイブランド・ブルガリのアンバサダーに日本初かつ歴代最年少の15歳で就任。 こうした活動に「本人はまだ何も成し遂げてないのに、親がキムタクだから」と否定的な意見は少なくありません。 美人ふたり姉妹美人ふたり姉妹 そのKoki,の姉である木村家の長女、Cocomiも2020年3月にはファッション雑誌「VOGUE JAPAN」で表紙デビュー。 木村拓哉似の凛々しい顔立ちのKoki,とは打って変わって、工藤静香似のだタレ目やアンニュイな雰囲気を持ち合わせながらも整った顔立ちで、Koki,と同様に長い手足と小さな顔の持ち主でした。 Cocomiについても「もうこの一家は別に見たくない」といった批判があるのは同様です。一方で、若年層を中心にCocomiとKoki,、さらには木村一家を好きな層は少なからずいるようです。 仲のいい父と娘のイメージ(画像:写真AC) 長女であるCocomiについてはまだ彼女が幼少期、表舞台に現れないのをいいことにさまざまな憶測やウワサが流れました。しかし、木村拓哉や工藤静香側はそれらを否定したりといったアクションを起こしませんでした。 普通の人であれば傷ついてしまうようなウワサやデマも、木村家は気にも留めなかったのでしょう。 そして今のCocomiとKoki,に感じるのは、そうした親のもとで育ってきた強さです。「親に愛されてきた」という自信と「私は私のままでいい」という自己肯定感。そうした一家がアンチ勢には共感を覚えにくい一方、ファンには「あこがれ」と映るのかもしれません。 ファンアカウントもファンアカウントも 今、有名人同士が結婚することで「夫婦推し」なる現象が増えています。山口智子と唐沢寿明、江口洋介と森高千里、反町隆史と松嶋菜々子は以前から有名ですが、最近でも桐谷美玲と三浦翔平、水川あさみと窪田正孝、生田斗真と清野菜名などがいます。 その「夫婦推し」の派生型が「家族推し」。たとえば長男であるOKAMOTO’Sのハマ・オカモトが有名になっていくにつれて、浜田雅功&小川菜摘夫婦の浜田家も家族推しされる対象となっていきました。 木村家に関しては、身近にいなさそうだからこそファンが夢中になっている現象があるのかもしれません。スーパースターの両親と美しい娘たち。少女漫画に出てきそうな家族像そのものを、ひとつのコンテンツとしてファンは消費している側面があるのかもしれません。 仲のいい家族のイメージ(画像:写真AC) 2020年9月現在、CocomiのInstagramフォロワー数は約186万人、同じくKoki,は約327万人。また、ふたりを応援するファンアカウントも存在しています。 ふたりがインスタライブで都内の自宅で料理をしたり家族の話をしたりすると、若年層と思われるアカウントから多くのコメントが寄せられ、一定層からの注目の高さがうかがえます。 特に地方在住とみられる若者からは、CocomiとKoki,は「東京で暮らすあこがれれの一家の娘たち」といった印象を抱かれているのかもしれません。 優雅な生活を送る家族優雅な生活を送る家族 ちなみに工藤静香のInstagramをのぞいてみると、手の込んだ料理や植物の話がメインで、娘たちの話題はたまに出てくる程度です。生活感があまり感じられず、どことなく優雅な雰囲気を感じさせられます。 優雅な生活を送るイメージ(画像:写真AC) 実際に裕福で優雅な生活をしているのだと思われます。工藤静香はよくあるママタレ路線を目指していないことがわかります。 どこまでも「私たちは他とは違うのよ」という印象を受けます。こういう存在も芸能界には必要なのかもしれません。
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