恋愛都市「東京」 男女の合コン文化は40年でこう変遷した
2020年1月24日
ライフ男女の出会いの場として頻繁に行われている合コン。その歴史について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。
合コンはかつて「合ハイ」と呼ばれていた
2020年代の今でも、男女の出会いの場として夜な夜な開催されている「合コン」。数年前に流行った「街コン」など、時代によってさまざまな変化球があるものの、飲み会などの理由で男女が集い、新しい出会いを求めるという形態は変わりません。

合コンが始まったのは1980年代前半だと言われており、突如発生した文化ではありません。それまで出会いのスタンダードだった「合ハイ(合同ハイキング)」が進化して生まれたのです。
大学が大衆化した1960年代以降に普及した「合ハイ」。当初はしっかり山に出掛けていましたが、1980年代になるとその形態は大きく変化しました。
当時の若者雑誌の定番である『平凡パンチ』(1980年6月9日号)に掲載された「東京全大学合ハイ新相関地図」は、都内の大学を対象に「頻繁に合コンをする大学」の相関図を描く企画。ここでは、慶応大学の「ソビエト研究会」と大妻女子短大国文科との合ハイに密着しています。
当時の若者雑誌の編集部は、大学生の「バイトくん」が何人も詰めています。企画を立てた彼ら自身が周りの友人を集めればいいので、こうした取材もしやすかったそうです。
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