原宿から歴史ある古道を歩いていたら、なぜか新国立競技場にたどり着いた件

若者の街というきらびやかなイメージとは真反対の渋い「街道」を辿るとそこには、、、フリーライターで古道研究家の荻窪圭さんが解説します。


原宿は鎌倉街道の宿だった

 今回のテーマは原宿から鎌倉街道を北上したら、新国立競技場に辿り着いた!……という、いったい何が何だかという感じでいきます。

 以前、渋谷には渋谷城があったと書きましたが、鎌倉からやってきて、渋谷城前を抜けた街道は北上して原宿に向かっていました。原宿の地名由来は「鎌倉街道の宿があったから」が定説で、「原」宿というくらいですから、原っぱの中にぽつんと宿があったのでしょう。

 今「原宿」といえばJR原宿駅ですが、もともとの原宿は原宿駅からちょっと離れてます。明治通りを越えたあたり。明治通りの神宮前一丁目交差点から東へ入り、なんてことない住宅地のゆるやかにカーブしてるいかにも古道っぽい道をはいっていくと、妙円寺(渋谷区神宮前)というお寺があります。

妙円寺境内にある「原宿発祥之碑」(画像:荻窪圭)

 その境内に「原宿発祥の地」という碑が建ってるのですね。このお寺から「原宿」がはじまったわけではなくて、元々の原宿はこのあたりだった、という意味合いの碑ですが、若さと喧噪に満ちあふれた原宿の正反対な雰囲気がたまりません。

 妙円寺前の道を東に向かうと丁字路にぶつかります。とんかつまい泉 青山本店(同)の前の通り……といってわかるかどうかアレですが、こじゃれた飲食店街が並んでる比較的狭くて古い通りですね。この幕末の江戸切り絵図を見るとそのあたりに「原宿町」と書いてあります。

 実はこの通りが何を隠そう旧鎌倉街道なのです。

勢揃坂で軍勢を整えて、いざ競技場へ


【古地図】江戸時代にあった「原宿町」の場所を見る

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_07-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191119_harajuku_03-150x150.jpg

New Article

新着記事