時を同じくして9月21日、お笑いコンテスト大会「女芸人No.1決定戦 THE W」の優勝者のゆりやんレトリィバァもやってしまいました。イタリア・ミラノで行われたミラノコレクションに訪れた際、ぜい肉を思う存分あらわにした下着の上に着崩した着物を羽織り、さらには全剃りした眉毛とド派手なメイク、猫耳のカチューシャを付けてミラノの街を闊歩する様子を自身のインスタグラムに投稿。すると、「日本の恥」「汚らしい」「まるで娼婦」と、批判が殺到しました。
Aマッソのネタ担当の加納愛子さんは、そのような現状に強烈に抵抗している人です。ブスでもデブでもババアでもなく、下ネタやバカなフリに頼らずに、女がガチの笑いを取りにいく――これはもはやバズーカが飛び交う戦地へ磨いたナイフ1本で飛び込んでいくようなことですが、それでも彼女たちはその芸風にこだわり、「女芸人としてではなく、芸人として売れたい」とずっと言っています。「女芸人No.1決定戦 THE W」にももちろん不出場で、Aマッソは大会の存在にすら憤りを感じていると思われます。「下駄履かせてんじゃねえよ」、と。
Aマッソに熱を上げすぎたので短くまとめますが、ゆりやんはもはや優等生ならではの「認めて欲しい」がダダ漏れしているような気がします。NSC(吉本総合芸能学院)を主席卒業という華麗な経歴をひっさげ、「女芸人No.1決定戦 THE W」の初代チャンピオンに。先日にはアメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演して世界進出を果たしましたが、視聴者からはたびたび「面白さがわからない」と評されています。