校庭の場所取り禁止? 地方出身者は理解できない、東京「運動会あるある」
2019年9月6日
ライフ上京した地方出身者が子どもの運動会で驚いた事例を、ライターで元塾講師の中山まち子さんが解説します。
地方出身ママが感じる「あるある」
小学校の秋の大イベントで、まず思い浮かぶのは運動会です。この運動会、実は地域によって雰囲気が大きく異なるのをご存じでしょうか。
大学進学や就職を機に故郷を離れ、東京で生活をするようになった筆者の知人たちの声をもとに、地方出身ママが驚く「東京の運動会あるある」についてご紹介します。

東京の小学校の運動会は、「人工芝の校庭で行う」というイメージを持っている人は多いでしょう。筆者も小学生の頃、東京の従姉から芝の話を聞いたときは大変驚きました。最初は天然芝と勘違いしていましたが、砂の校庭しか知らない身としてはどのような校庭なのか想像がつきませんでした。
筆者はあるときまで、地方と都会の運動会の「差」は校庭くらいだと思っていました。しかし、筆者と同じように地方で子ども時代を過ごした同級生たちの話を聞くと、そうではないことがわかったのです。それでは具体的に説明していきましょう。
呆然と立ち尽くした地方出身者
1.露店が並ばない
北関東出身の筆者の同級生・Aさんは、大学進学を機に上京。就職と結婚をして、現在に至っています。そんな彼女は、小学校に入学した息子の運動会を楽しみにしていました。その理由は、彼女自身の小学生時代の思い出にあります。

子どものころのAさんは運動会当日、校庭側に何軒もの露店が並び、昼食時に水あめやかき氷を買いに行くのを楽しみにしていたからです。東京でもこの風習が当然あると信じていたAさんは童心に帰って、息子と一緒にお店巡りをするのを心待ちにしていました。しかし運動会当日、小学校に行ってみると露店の姿は一切なく、Aさんは呆然と立ち尽くしたといいます。
「東京は、なんでお店が並ばないの?」と呟くと、Aさんの横にいた旦那さん(首都圏出身)が「お祭りじゃないんだから、並ぶわけないよ」と驚いた様子で返答してきたそうです。Aさんがこの日のためにと用意していた小銭たちの出番はないまま、運動会は終わりました。

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