おばあちゃんの原宿「巣鴨」、実は若者の街だった! 首都圏の外食データから見えてくる新たな街の姿とは
2019年8月12日
ライフ外食市場に関する調査を行う「ホットペッパーグルメ外食総研」の上席研究員 稲垣昌宏さんが「性別」と「年齢」を軸に、外食が盛んな首都圏エリアについて解説します。
首都圏の外食で「若者の街」といえば?
リクルートライフスタイル(千代田区丸の内)が運営する「ホットペッパーグルメ外食総研」は毎月、首都圏・東海圏・関西圏に住む約1万人の夕食(夕方以降の食事)について、インターネット調査を行っています。
首都圏に70のタウン(商圏)を設定しており、現在、2017年度(2017年4月~2018年3月)まで分析が可能です。今回はそんな70タウンの分析から、利用者の「性別」と「年齢」に注目してランキング化、特色のあるタウンを紹介します。わかりやすく言うなら、
・若者の外食が多い街は?
・女性の外食が多い街は?
といったような話です。ではさっそく、データを紹介していきましょう。
男性シェアが最も高い街は「サブカルの聖地」
まずは、性別でのランキングです。全体の外食数を100%としたときに、各タウンで男女がそれぞれ何%を占めるかのシェアを見ます。
男性シェアが最も高かった街の1位は、「神田・秋葉原・御茶ノ水・神保町」(73.1%)でした。これは外食客の7割以上が、男性であるという意味です。

言われてみると、確かに男性の多い印象があります。2位は「四ツ谷・赤坂見附・市ヶ谷」(72.7%)、3位は個人的に本命と思っていた「新橋・浜松町(虎ノ門含む)」(71.2%)、4位は「小岩・新小岩」(71.0%)、5位は「高田馬場」(69.4%)となっています。
逆に女性シェアが高いタウンも紹介しましょう。1位は千葉県の「舞浜」(63.0%)、有名テーマパークの影響は大きいですね。2位は埼玉県の「上尾駅周辺」(51.0%)、3位は埼玉県の「越谷レイクタウン(越谷含む)」(49.7%)、4位同率で東京都と神奈川県にまたがる「町田・相模大野」と、「銀座・有楽町」(49.1%)となっています。
なお首都圏は、女性と比べて自炊をしない単身男性の割合が多いため、女性はランキング上位のタウンでも50%を切っているのが現状です。

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