川崎駅周辺の商店街はなぜ元気なのか、歴史をひも解き考える
2019年6月20日
お出かけ移り変わる時代のなかで、にぎわいを維持する川崎駅周辺。その理由は、「娯楽」と「商店街連合会」にあるようです。まち探訪家の鳴海行人さんが解説します。
利便性が高い川崎駅周辺
東京駅からJR東海道線で約20分。多摩川を渡ってすぐの「川崎」は、京浜工業地帯を支える工場のまちです。近年は駅周辺に大型施設が集まり、利便性を向上させています。
そんな今注目の「川崎」の駅周辺はどういったまちなのか、紹介していきます。

川崎にはJRと京急のふたつの駅があり、特に大きいのはJR川崎駅。東海道線・京浜東北線・南武線の3路線が乗り入れます。
駅の中でも特徴的なのは、中央の東西に延びる自由通路です。JR川崎駅で乗り降りする人のうちの大半が利用するため、多くの人が行き交い、かなり広くなっています。
そしてその中央通路の東西には、ふたつの大型商業施設があります。そのうち西口側にあるのが大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」。東口側にあるのが駅ビル「アトレ川崎」です。
「ラゾーナ川崎プラザ」は東芝の工場跡地を三井不動産が開発し、2006(平成18)年に開業、「アトレ川崎」はもともと1958(昭和33)年に開業した駅ビルで、2012年にJR東日本の駅ビル「アトレ」ブランドになりました。どちらも都心のファッショナブルなセンスを取り入れた商業施設で、多くの人でにぎわっています。
この駅直結のふたつの大型商業施設のほか、駅周辺には地下街の「アゼリア」、複合商業施設の「川崎ルフロン」、「川崎DICE」、「岡田屋モアーズ」とたくさんの商業施設があります。そのため、色々な店が駅周辺に集まり、利便性は高いです。
利便性が高いのは、交通や買い物環境だけではありません。
映画館を中心にした複合施設「チネチッタ」が駅近くにあるほか、映画館は駅周辺に30シアター・7000席近くあります。また、駅から徒歩15分ほどのところには川崎競馬や川崎競輪といった娯楽施設もあります。
飲み屋街も駅前から東へ延びる仲見世通りを中心ににぎわいを見せ、買い物だけではなく、娯楽や交流の場もある、活気のあるまちです。
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