トレンド発信地「代官山」に、拍子抜けするほどオーソドックスな弁当店ができたワケ
2019年10月14日
お出かけ代官山の並木橋交差点の近くに、ひときわ異彩を放つお弁当屋さん「TOKYO BENTO STAND」があります。とりわけ目を引くのは、ハンガーに吊るされたお弁当。どんなお店なのでしょうか。
昔ながらの定番弁当を、「TOKYO STYLE」にアレンジ
渋谷と代官山の間、おしゃれなショップやカフェが散見される並木橋交差点界隈。そこに、小さいながら異彩を放つ店構えのお弁当屋さん「TOKYO BENTO STAND」(渋谷区猿楽町)が2019年8月末にオープンしました。

とりわけ目を引くのが、お弁当サンプルのディスプレイ。ハンガーに吊るされていて、その下に、洋服用のタグが値札がわりに置かれています。「SIZE」欄にはお弁当の大きさに合わせて「REGULAR」「LARGE」の表記、「QUA(クオリティー)」欄には「DELICIOUS(おいしさ) 100%」と書かれているなど、遊び心がたっぷり。
店は、昔よく見かけたラーメン屋さんなどが配達時に使っていた岡持ち(アルミ合金製の箱)をモデルとしたかのような佇まい。言われないと気づきにくいのですが、扉はふたつ折りにして天井部分に半分押し込める作りになっており、カウンターやイートイン用のスタンドなど、大部分にアルミ合金が使われています。
昔ながらのものを「現代風」に、店長の西村 章さん曰く「TOKYO STYLE(東京風)」にアレンジしているのがこの店の個性といえるでしょう。
固定メニューは、サケ弁当、のり弁当、唐揚げ弁当、しょうが焼き弁当、焼き肉弁当、ミックスフライ弁当、東京弁当(幕の内)。スタイリッシュな店の様子からは拍子抜けするほど、そのラインナップは、お弁当屋さんの「王道メニュー」に徹しています。
容器は白で、ご飯の上にはゴマと小梅。「お久しぶり」と言いたくなるような懐かしさもありながら、その中身にきちんと彼らのオリジナリティーをもたせていて、おかずの種類が多く、彩りも計算されています。
ディスプレイにひとつだけ、ご飯の上にクエスチョンマークがついたものがあり、これが月替わりメニュー。10月は「赤魚の西京味噌漬け焼き」(880円)で、お客様から「ラインナップに焼き魚が欲しい」のリクエストに応えたものだそうです。
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