8か月の子どもを預けた私は悪いのか? 「保育園なんてかわいそう」論の誤解を解く
2019年6月15日
ライフ保育園利用者が増加しています。その一方で、「小さな子どもを保育園に預けるのはかわいそう」という声も。4歳児の子育て中で、保育園利用者であるライターの高橋美穂さんが、育児と保育園利用について提言します。
保育園はかわいそう?
2018年7月に東京都福祉保健局が発表した「都内の保育サービスの状況について」によると、2018年4月1日時点で、都内における保育サービス利用児童数は、前年から1万6059人増の29万3767人となりました。

保育園利用者は増加しているにもかかわらず、「子どもが小さいうちから保育園に預けるのはかわいそう」という声はいまだに少なくありません。「3歳児神話」という言葉があり、「3歳になるまでは母親が子育てに専念すべきだ」と考える人もいます。
筆者の子どもは、8か月の時に保育園に入園しました。
編集プロダクション、出版社を経て、フリーランスのライターになって7年ほど経っていた当時。フリーランスのため、産休も育休も自発的に取らなければありません。そして、休んでいる間はもちろん手当も出ません。
出産予定日までゆるやかに仕事を減らしていたものの、実際は入院する数日前まで原稿を執筆し、出産後も1か月経たない間に家でできる仕事をスタート。
フリーランスは一度休むと、再び仕事を軌道にのせることは難しいので、細々とでも休まずに続けなければ……という思いはあったのですが、泣き続けるわが子を抱っこしながら原稿を書くには限界があり、取材の依頼にも応えたかったので、0歳児から保活(子どもを保育園に入れるための活動)をはじめました。
フリーランスということで道は険しかったのですが、なんとか認証保育園(東京都が独自に定めた基準を満たした施設)に入園。その後は認可保育園(国の基準を満たした施設)に転園することもでき、今に至っています。

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