平成スイーツ史「完全保存版」、流行語とともに30年を振り返る!

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平成スイーツ史「完全保存版」、流行語とともに30年を振り返る!

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笹木理恵

フードライター

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時代の波に乗って華々しく登場し、人々の心を魅了してきた平成スイーツたち。流行語とともに、そのヒットの歴史を振り返ります。

いくつ覚えてる!? 平成を彩るヒットスイーツ

 社会の情報化が急速に進んだ平成の時代。メディアによってスイーツのトレンドが生まれ、そのスピードは時代とともに加速。めまぐるしく移り変わるようになりました。

スイーツのトレンドを振り返ると、それぞれの時代背景が見えてくる(画像:写真AC)



 さらに、グローバル化の波とともに、海外のスイーツがどんどん紹介され、日本でも気軽に楽しめるようになりました。学生時代をカフェブームとともに過ごし、外食産業専門誌の編集記者を経て、フリーのフードライターとなった筆者が、取材遍歴も思い返しながら「平成スイーツ史」を振り返ります。

1990~1999年、イタメシブームの流れがスイーツにも

【平成2(1990)年】

●ティラミス
 平成スイーツのトレンド史は、ここから始まるといっても過言ではありません。“イタメシ”ブームの流れから、1986年にデニーズがメニューに導入。その後、女性誌「Hanako」で紹介されたのをきっかけにブレイクしました。女性誌がスイーツのトレンドを生み出すという流れを作り出すきっかけとなりました。

 当時、ティラミスの材料である「マスカルポーネチーズ」は、一般のスーパーで手に入らない代物でした。「家で作ってみたい」と思っても、材料が手に入らないため、外食時に食べる「ちょっと贅沢で、おしゃれな」デザートだったのです。

≪新語・流行語≫
 オヤジギャル、アッシーくん、バブル経済、ちびまる子ちゃん など

【平成5(1993)年】

●ナタデココ
 フィリピン発祥のデザート。独特のコリコリした食感に加え、低カロリーで食物繊維が豊富という点が健康志向の女性の注目されてヒット。1992年7月、デニーズがメニューに導入し、女子学生に大人気となりました。

●なめらかプリン
 パステルが「なめらかプリン」を発売。従来のプリンにはない、とろけるような食感が話題となりました。以降、パティスリーやコンビニで売られるプリンの多くが、なめらか、とろとろの食感になるほど、業界に大きな影響を与えました。近年、コンビニなどで「かため」「やわらかめ」とあえて別々の商品として売られることも。

≪新語・流行語≫
 Jリーグ、規制緩和、お立ち台、「聞いてないよォ」 など

【平成6(1994)年】

●パンナコッタ
 ティラミスに続き、イタリア発祥の洋菓子です。1993年からデニーズで発売されたり、森永乳業がカップ入りの量産品を発売したりしてブームとなりました。ティラミスと比べて、パンナコッタは簡単に作れるため、家庭で手軽に楽しめるスイーツとして普及しました。

●ベルギーワッフル
 大阪・梅田のベルギーワッフル専門店の元祖「マネケン」(創業昭和61〈1986〉年)が、平成6年に出店した「なんばCITY店」をきっかけに行列を作るように。同年に新宿にも東京1号店がオープンし、行列店となりました。レストランや自宅で楽しむティラミスやパンナコッタと異なり、その場で食べることができるカジュアルさも魅力でした。また、関西の人気店が関東に出店し、全国的なブームになったという点も注目です。

≪新語・流行語≫
「すったもんだがありました」、イチロー(効果)、価格破壊、就職氷河期、ヤンママ など

【平成11(1999)年】

●カフェブームの始まり
 渋谷や原宿を中心におしゃれなカフェが続々と誕生。“カフェめし”という言葉が生まれ、若者を中心に人気を集めました。当時のカフェのスイーツは、チーズケーキやガトーショコラ、ティラミスなどシンプルなものが定番でしたが、「専門店ではない場所で、さまざまなスイーツをおしゃれに、手頃に食べられる場所が増えた」という功績は大きく、その後のパンケーキ、海外上陸系スイーツといったブームへとつながっていきます。

●シナモンロール
 アメリカ・シアトル発のシナモンロール専門店「CINNABON(シナボン)」が、平成11年、吉祥寺に日本1号店を出店。甘くて大きいアメリカンスイーツに、行列ができました。しかし、発売当初は、「甘すぎ」という声も少なくありませんでした。筆者も心から「おいしい」とは思えず……。日本で人気となるスイーツは、味だけではなく、ファッション的な要素(米国文化への憧れ)が大きいことを象徴したブームだったと言えます。

≪新語・流行語≫
 カリスマ、癒し、iモード など

2000~2005年、パティシエが憧れの職業に

【平成12(2000)年】

●パティシエブーム
 フランス語で菓子職人を意味する「パティシエ」という言葉が、人気番組「料理の鉄人」への出演など、メディア露出が増えて、日本で広く知られるようになりました。ちょうど、海外修業した30代の若手パティシエが帰国し、新店のシェフに抜擢されたり、独立するようになったりした時期と重なり、スターシェフとしてメディアにたびたび登場。代表格は、「モンサンクレール」の辻口シェフ、「トシ・ヨロイヅカ」の鎧塚シェフ、「ル・パティシエ・タカギ」の高木シェフなど。子供が将来なりたい職業の1位にパティシエがランクインするなど、憧れの仕事として人気を集めました。

≪新語・流行語≫
「おっはー」、IT革命、一七歳、パラパラ など

【平成13(2001)年】

●ショコラブームの始まり
 平成13年、ベルギーの高級チョコレートブランド「ピエール・マルコリーニ」が銀座に初上陸。以降、海外ブランドの出店が銀座に相次ぎ、銀座5丁目の西五番街通りが「ショコラストリート」と呼ばれるようになりました。

 同時に、土屋シェフ「テオブロマ」(平成11〈1999〉年創業)をはじめ、日本人パティシエのチョコレート専門店も続々オープン。さらに、パリ発のショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が日本でも平成15(2003)年から開催され、「ショコラ」、「ショコラティエ」という言葉が定着しました。

≪新語・流行語≫
米百俵、聖域なき改革、狂牛病、ブロードバンド、生物兵器(BC兵器) など

平成14年に流行したマンゴープリン(画像:写真AC)



【平成14(2002)年】

●マンゴープリン
 香港を代表するデザート。香港のデザート専門店「糖朝」が平成14年(2002)年9月、東京・表参道に日本1号店をオープンすると、数々のメディアで紹介されました。アジアンスイーツブームの先駆けともいわれています。

≪新語・流行語≫
 タマちゃん、W杯(中津江村)、内部告発、拉致 など

【平成15(2003)年】

●スイーツビュッフェ
 スイーツ食べ放題をカジュアルに楽しめる「スイーツパラダイス」が大阪・心斎橋にオープン。それまで、ホテルやフルーツパーラーなどの高級店が中心だったスイーツブッフェを気軽に楽しめるようになりました。

≪新語・流行語≫
 マニュフェスト、なんでだろう~、年収300万、バカの壁 など

【平成16(2004)年】

●ロールケーキ
 クリームひと巻き型の「堂島ロール」(平成15〈2003〉年創業)が、大阪で大ブレイク。関東に出店後も行列が絶えず、全国にロールケーキ専門店が増えるきっかけとなりました。

 ロールケーキは、生地とクリームのシンプルな構成のため、新規の参入障壁が低かったのも専門店が増えた理由のひとつです。ちなみに、これにヒントを得て、遅れること3年、ローソンから伝説のヒット商品「プレミアムロールケーキ」が発売されることとなります。

≪新語・流行語≫
 チョー気持ちいい、自己責任、新規参入、セカチュー、負け犬 など

【平成17(2005)年】

●パフォーマンス型アイスクリーム 
 アメリカ発のアイスクリームチェーン「コールド・ストーン・クリーマリー」が、海外1号店を六本木ヒルズにオープン。冷たい石の上で具材を混ぜ合わせ、歌を歌いながら作り上げるパフォーマンスは話題となり、連日行列ができました。

●コンフィチュール
 フレッシュな果物から手づくりするジャムが「コンフィチュール」として注目を集めるようになり、専門店も急増。以降、パティスリーなどで売られるジャムは「コンフィチュール」と呼ばれるようになりました。また、これまでイチゴやブルーベリーなど外国のフルーツが定番だったジャムの世界が、柚子、みかん、ミルクなど、国産の素材を使ったものに広がりを見せていきました。

≪新語・流行語≫
 小泉劇場、想定内(外)、ちょいモテオヤジ、ブログ、萌え~ など

2006~2009年、スイーツの「日常化」が進む

【平成18(2006)年】

●ドーナツ
 アメリカ発のドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が、新宿サザンテラスに上陸。長い行列が連日、メディアを賑わせました。ここからしばらく、アメリカのスイーツが日本に初上陸してブレイクする、というパターンが続きます。

●カップケーキ
 日本のカップケーキブームは、東京・代々木上原で創業した「チャプチーノ」が先駆けといわれています。以降、東京・明大前にあった「NYカップケーキ」を始めとする、アメリカのカップケーキに感動したオーナーの店が、スイーツファンの間で話題に。

 平成26(2014)年、アメリカの先駆けといわれる「マグノリアベーカリー」が日本に上陸するまで、じわじわとブームが続きました。この頃から、パティスリーではない「小さな個人店」のスイーツが増え始めます。

≪新語・流行語≫
 イナバウアー、品格、格差社会、ミクシィ、メタボリックシンドローム など

【平成19(2007)年】

●バウムクーヘン
 工房一体型の店舗で、焼きたて、切りたてを売るバウムクーヘン専門店がブレイク。大阪では、一足先に「クラブハリエ」(平成11〈1999〉年創業)が人気で、東京は平成19(2007)年に東京大丸にオープンした「ねんりん家」がヒット。それまで贈答品というイメージの強かったバウムクーヘンを、日常のギフトとして定着させました。

●生キャラメル
 タレントの田中義剛さんが手がける「花畑牧場」の生キャラメルが大ヒット。生クリームをたっぷり使って作る生キャラメルは、とろけるような食感が魅力。一時期は品薄状態が続きました。

●ラスク
「ガトーフェスタ ハラダ」のラスクに行列。本社は群馬県で、創業は1901年。和菓子店からスタートし、学校給食を手掛けるなど製パン・洋菓子部門に参入。ラスクは1952年から製造していましたが、2000年より「ガトーフェスタ ハラダ」のブランド名で展開。「行列ができるラスク」と口コミで話題となり、平成19(2007)年、都内百貨店などへの出店を機に、全国的な知名度を獲得しました。

≪新語・流行語≫
(宮崎を)どげんかせんといかん、ハニカミ王子、食品偽装、猛暑日 など

【平成20(2008)年】

●マカロン
 フランスの古典菓子。「ピエール・エルメ」が日本に上陸(平成11〈1999〉年)してから、カラフルな見た目のかわいらしさもあり、じわじわとスイーツファンの間で人気が浮上。従来、湿気の多い日本は、マカロンの製造・販売が難しいといわれていましたが、フランス帰りのパティシエたちの試行錯誤により、原材料や製法が見直され、おいしいマカロンが作られるようになったことも、ヒットの大きな理由です。

 なお、マカロン発祥といわれるパリの老舗「ラデュレ」が2008(平成20)年、東京に初上陸した際の行列は話題になりました。

●たい焼き
 福岡から広まり、一世を風靡した「白いたい焼き」を始めとする「新しいたい焼き」と、昔ながらの「一丁焼き」のたい焼きがリバイバル。たい焼きの元祖といわれる東京・麻布十番の「浪花家総本店」が平成21(2009)年に創業100年を迎えることも話題になりました。

「銀だこ」を展開するホットランドが、たい焼き専門店「銀のあん」を出店するなど、大手も参入。また、長引くデフレの影響か、原価の安い粉ものスイーツのヒットが続くようになります。筆者がテレビ東京の報道番組「ワールドビジネスサテライト」のコーナー「ヒットの裏側」で、たい焼きブームについてコメントを寄せたのもこの年でした。

≪新語・流行語≫
 アラフォー、蟹工船 など

ローソンの大ヒット商品「プレミアムロールケーキ」(画像:ローソン)



【平成21(2009)年】

●コンビニスイーツ/スイーツ男子
 ローソンの「プレミアムロールケーキ」が大ヒット。テレビ番組で紹介され、売り場で品薄状態が続きました。また、ファミリーマートから「クリームエクレア」が発売され、話題に。「コンビニスイーツ」という言葉が生まれ、日常的にコンビニでスイーツを購入する習慣が生まれました。一方、男性が日常的にスイーツを買いやすくなったことで、「隠れスイーツファン」だった男性が「スイーツ男子」として認知されるようになりました。

≪新語・流行語≫
 政権交代、草食男子、派遣切り、ファストファッション など

2010~2015年、ブームが生まれては消える「短命」時代

【平成22(2010)年】

●半熟カステラ
 ポルトガルの伝統菓子「パンデュロー」が原型。中心がくぼんだようなインパクトのある形と、とろとろの半熟食感が話題に。「ハレノヒ」の「凹カステラ」など専門店も一時的に増えましたが、ブームは短かったです。ここからしばらく、トレンドの短命化が進み、大きなヒットが生まれにくくなります。

≪新語・流行語≫
 ゲゲゲの、イクメン、女子会、AKB48、~なう など

【平成23(2012)年】

●パンケーキ
 2008(平成20)年、「世界一の朝食」で有名なオーストラリアの「bills」が日本初上陸。表参道・銀座といった都心ではなく、神奈川・七里ガ浜に出店したにもかかわらず、連日行列の人気でした。スイーツが味だけでなく、ライフスタイルとしても人気を集めるようになった象徴的な出来事でした。

 その後、ハワイから「エッグスンシングス」が原宿に上陸すると、原宿・表参道を中心に、パンケーキ旋風が巻き起こります。近年のスイーツブームの中では息が長く、現在もとても人気。また、同エリアがスイーツの「トレンド発信地」というイメージが強まり、海外から進出が相次ぐようになりました。

≪新語・流行語≫
 ワイルドだろぉ、IPS細胞、LCC、終活 など

【平成24(2013)年】

●ポップコーン
 パンケーキに続き、原宿・表参道を中心にブームが到来。カラフルなポップコーンは、ちょうど普及し始めたSNSと親和性がよく、若者を中心に人気を集めました。

≪新語・流行語≫
今でしょ!、お・も・て・な・し、じぇじぇじぇ、倍返し、アベノミクス など

【平成25(2014)年】

●チーズタルト
 駅構内などで行列を作るチーズタルト専門店「ベイク チーズタルト」が話題に。展開するBAKEはその後、アップルパイ専門店「RINGO」、バターサンド専門店「プレスバターサンド」といった専門店を展開し、いずれもヒットさせました。

 工房一体型の店舗で単一商品を販売するこの経営スタイルは、初期投資や人件費を抑えて出店できるメリットもあり、スイーツの新しいビジネスモデルとして国内外から注目を集めています。

≪新語・流行語≫
ダメよ~ダメダメ、集団的自衛権、壁ドン、マタハラ など

【平成26(2015)年】

●ハイブリッドスイーツ
 アメリカ・ニューヨークの人気ペストリーショップ「ドミニクアンセルベーカリー」が上陸し、看板スイーツの「クロナッツ」が話題に。クロワッサンとドーナツを掛け合わせたこのスイーツは「ハイブリッドスイーツ」と呼ばれ、以降、この手法を真似したさまざまなハイブリッドスイーツが登場するようになります。

 なお、当時表参道で大行列だったドミニクアンセルベーカリー」は2019年春閉店。最後の1~2年は、当初の人だかりが「まぼろし」だったかのように閑散としていました……。栄枯盛衰、スイーツトレンドの移り変わりの早さが分かります。

2017年~現在、SNS映えするスイーツが人気に

タピオカ人気はまだまだ続く?(画像:写真AC)



【平成29(2017)年】

●かき氷
 平成26(2015)年に台湾の人気かき氷店「アイスモンスター」が上陸。天然氷を使ったかき氷専門店や、かき氷とパンケーキの二毛作で注目を集めた大阪発の「雪ノ下」など、専門店がじわじわ人気を集めるようになり、一大ブームとなりました。またセブン‐イレブンから「スイーツ氷」が発売され話題になるなど、コンビニの氷スイーツ商戦も激しくなりました。

●「SNS映え」スイーツ
 Facebook、InstagramなどのSNSにスイーツの写真を上げることが日常に。SNS映えするスイーツが人気を集めるようになり、クリームたっぷりのパンケーキや、フルーツどっさりのパフェ、デコレーションしたソフトクリームなど、写真映えを意識したスイーツがますます増える傾向に。「あの行列店で食べた!」という「体験」も、スイーツの価値として重視されるようになっています。

≪新語・流行語≫
インスタ映え、忖度、35億、プレミアムフライデー など

【平成30(2018)年】

●ビーン トゥ バー チョコレート
 原料となるカカオ豆の加工から手掛ける専門店が増加。カカオの産地などが注目されるようになりました。また、チョコレートに含まれるポリフェノールの健康効果が着目され、ハイカカオのチョコレートを日常的に食べる習慣が生まれました。

●チョコミント
 苦手な人が多い反面、コアなファンも少なくない「チョコミント味」がブレイク。チョコミントを愛する人は「チョコミン党」と呼ばれ、コンビニを中心にチョコミント味のスイーツが次々と発売されました。

●タピオカドリンク
 タピオカのブームは、平成のなかで何度かありましたが、2018年頃から台湾からの専門店が増え、若者の間で大流行。「タピオカ」「タピる」はJC・JK流行語大賞を受賞しました。かわいいカップのデザインがSNS映えすることや、スターバックスのようにベースやトッピングをカスタマイズできることが人気の理由です。

●パフェ
 SNS映えする見た目と、スプーンですくって食べる楽しさ、1品でさまざまな味わいが楽しめる満足感の高さなどから、じわじわブームに。北海道発の「〆パフェ」文化も影響し、時間帯を問わずパフェを楽しむ人が急増。喫茶店やカフェのレトロパフェや、パティスリーやチョコレート専門店、ホテル、フルーツパーラーなどのラグジュアリーなパフェが人気です。

≪新語・流行語≫
そだねー、(大迫)半端ないって、災害級の暑さ、#MeToo など

【平成31(2019)年】

●チーズケーキ
 フランスとスペインの国境にあるバスク地方の郷土菓子「バスクチーズケーキ」が、真っ黒い見た目と、とろけるような食感のインパクトで話題となり、専門店が続々登場。また「人生最高のチーズケーキ」をコンセプトに、著名なフレンチシェフが手がけるオンライン専門のチーズケーキ専門店「Mr.CheeseCake」は、発売直後に完売するほどの人気でした。

 オンラインショップを手軽に作れる「BASE」や「STORES.jp」などのプラットホームによるサービスが広まり、個人が手軽にネットショップを開設できるようになったことから、お取り寄せのチーズケーキもじわじわとブレイクしています。

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 スイーツが、特別な日のご褒美から日常の癒しとなり、年齢性別問わず誰もが気軽にスイーツを楽しめるようになった平成の時代。来る令和の時代は、どんなスイーツが生まれ、私たちを楽しませてくれるのでしょうか。

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