館内に「異世界」も!?新感覚アトラクションからグルメまで「東急歌舞伎町タワー」だけの注目スポット
音楽や空間演出など、あらゆるエンターテインメントコンテンツを集めて交差させ、新たな体験を生み出す場として4月14日に開業予定の「東急歌舞伎町タワー」。今回は新たに発表された新感覚アトラクションやグルメなど注目のスポットについて、都市商業研究所の若杉優貴さんがご紹介します。歌舞伎町の新ランドマーク、いよいよ開業! いよいよ今年(2023年)4月14日にグランドオープンを迎える「東急歌舞伎町タワー」。 東急歌舞伎町タワーは西武新宿駅近くに生まれる地上48階・地下5階、高さ約225mの超高層ビルで、山手線や西武線の車内から歌舞伎町方面を見ると視界に飛び込む個性的な建物に目を奪われた人も多いことでしょう。 街で大きな存在感を放つ「東急歌舞伎町タワー」。(西武新宿駅より) 特徴的なデザインは歌舞伎町弁財天から着想を得て「噴水」をコンセプトとしたそう。(画像:若杉優貴) ちなみにここはかつて映画館を核とした複合ビル「新宿TOKYU MILANOビル・新宿ミラノ座」(旧・新宿東急文化会館、1956年開業)「新宿ミラノ新館」などがあった場所。近年は着工までの中継ぎとして、バンダイナムコのVR体験施設「VR ZONE」も設けられていました。 東急歌舞伎町タワー予定地の一部は2014年から5年弱ほどバンダイナムコのVR体験施設「VR ZONE」となっていました。 「ここで初めて本格的なVRゲームを体験した!」という思い出がある人も居るのでは…。(画像:若杉優貴) 歌舞伎町というと「初心者には近寄りがたい」というイメージを持つかも知れませんが、この東急歌舞伎町タワーの館内には、気軽に歌舞伎町の雰囲気を味わうことができる施設や、さまざまな世代が楽しむことができる「日本でココだけ」がいくつも盛り込まれています。 今回は館内のなかでも特に注目度が高い、ココだけの限定モノを備えた4施設を中心に紹介していきましょう。 360度ビジョンを備えた「Zepp Shinjuku (TOKYO)」、深夜は「別の顔」 東急歌舞伎町タワーの地下部分にあるのが、目玉施設の1つであるソニーグループのライブハウス「Zepp Shinjuku (TOKYO)」。 地下1階から地下4階までを占めるこのライブハウス、キャパ数はスタンディングで約1,500人(椅子時は500席)と都内にある他のZeppより少し小さいながらも、そのウリは「ステージと客席が近い」こと。そして「ココだけ」となる最大の特徴は、Zepp初となる、フロアを取り囲むかたちの巨大な「360度LEDビジョン」の存在です。 さらに、このZeppはライブハウスのみならず、深夜帯はナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」として運用される予定。地下2階~地下4階の3フロア5エリアを夜間活用するこのような24時間稼働の二毛作型Zeppは全国初で、歌舞伎町らしい「2つの顔を持つ眠らないフロア」になりそうです。 「歌舞伎町横丁」は初心者も24時間楽しめる「ミニ歌舞伎町」 2階に設けられるのは24時間営業(予定)のエンターテインメントフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」。 この新宿カブキhall~歌舞伎横丁を手掛けるのは、「恵比寿横丁」や「渋谷横丁」(RAYARD MIYASHITA PARK1階)をプロデュースしたことで話題となった浜倉的商店製作所。横丁内には飲食店10店舗と1,500もの客席が設けられ、全国各地のグルメを楽しむことができるといいます。 こちらはRAYARD MIYASHITA PARK1階に設けられた渋谷横丁。(撮影:山村拓巳) 「横丁」の雰囲気そのままに、気軽に全国各地のグルメを楽しめるエリアとなっています。 新宿カブキhall~歌舞伎横丁はこれまでの2つの横丁とは違い、「歌舞伎町」という立地かつ「祭り」がテーマというだけあって、横丁内は提灯やイルミネーションやミラーボールでにぎやかな雰囲気。さらに、DJブースやステージも設置され、定期的にマジックショーなども行われるとのこと。「歌舞伎町に行ってみたいけどちょっと怖い」という初心者でも気軽に、そして24時間いつでも厳選産直食材の楽しめる「日本全国のソウルフードが集まる体験型フードホール」として、観光客からも人気を集めることでしょう。 ステージからのイメージ。日本全国からB級グルメなどが集結(画像:東急プレスリリースより)「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」フードホールイメージ。。 何と24時間営業(予定)、これだけギラギラした雰囲気のフードコートは日本でここだけ!?(画像:東急プレスリリースより)館内に異世界登場!「ビルinダンジョン」で勇者になれる!? 2階の歌舞伎町横丁もある意味「異世界」なのですが、4階には本物の(?)異世界が待ち受けています。 館内で(個人的に)最も注目度が高い施設ではないか? と思われるのが、この4階にある「THE TOKYO MATRIX(ザ トーキョー マトリックス)」。なんとこの施設、4階のほぼ全体を「異世界のダンジョン」としたものなのです。 体験型アトラクション「THE TOKYO MATRIX」エントランスイメージ。営業は10:00~22:00(予定)。(画像:東急プレスリリースより) 都内では他にも脱出ゲームなどダンジョン体験ができる施設やイベントがありますが、これほどの規模の「常設巨大ダンジョン」は国内、いや「世界でココだけ」ではないでしょうか。 この巨大ダンジョンを企画運営するのはソニーグループ。クオリティーの高さは保証済みでしょう。 2月時点ではダンジョン内部の詳細は発表されていないものの、ダンジョン内では2人~3人でパーティーを組み、協力してモンスターを倒しながらアイテムを探し、トラップをクリアしていく体験ができるとのこと。さらに、深層にいくほど攻略が難しくなるそうで、期待が高まります。 ロビーイメージ。4階はほぼ全フロアが異世界ダンジョン「THE TOKYO MATRIX」。 開業までに一緒に攻略する「冒険パーティー」のメンバーを集めねば…。(画像:東急プレスリリースより)映画館はあの「教授」プロデュースによるオリジナルサウンド 9階・10階に設けられる映画館「109シネマズプレミアム新宿」(合計座席数752席)は、「プレミアム」というだけあって音響も特別。近年の109シネマズ各館はオリジナル規格のプレミアムサウンド「SAION(サイオン)」を採用していますが、歌舞伎町タワーでは全シアターにYMOの「教授」こと坂本龍一氏監修による「極限までリアルな音を追求した」ココだけの音響システム「SAION -SR EDITION-」を導入しています。 また、鑑賞者用ラウンジの音楽も坂本氏が手掛けたココだけの限定版。YMOや坂本龍一氏のファンは海外にも多いため、「世界中から来館者がある映画館」となるかもしれません。 9・10階の「109シネマズプレミアム新宿」鑑賞者用ラウンジに流れる坂本龍一氏プロデュースの館内ミュージックも気になるところ。(画像:東急プレスリリースより)劇場、巨大ゲーセン、健康エンタメ…他の高層ビルとは一味違う「ココだけ」の体験を探してみては 東急歌舞伎町タワーの館内には、このほかにも「ミラノ座」の名前を引き継ぐライブエンターテイメント劇場「THEATER MILANO-Za(シアターミラノ座)」(座席数約900席)やバンダイナムコアミューズメントによる巨大ゲームセンター「namco TOKYO」、ウェルネスエンターテイメントを掲げる飲食店併設ジム「EXSTION(エクジション)」、東急ホテルズ運営のホテル「BELLUSTAR TOKYO(ベルスタートウキョウ)」「HOTEL GROOVE SHINJUKU(ホテルグルーヴシンジュク)」(ホテル部分は5月19日開業)などが出店する予定となっています。 都内各地でオフィスや住宅を核とした超高層ビルが増えるなか、他のビルとは一味違う限定モノが沢山詰まった東急歌舞伎町タワー。歌舞伎町初心者という人も、自分好みの「ココだけ」を探しに出かけてみてはどうでしょうか。 4月14日(金)に開業する東急歌舞伎町タワー。 エントランスは歌舞伎町シネシティ広場に面する、まさに歌舞伎町のド真ん中。(画像:若杉優貴)■東急歌舞伎町タワー 所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 アクセス:西武新宿線 西武新宿駅より徒歩1分 都営大江戸線 新宿西口駅より徒歩5分 JR各線・⼩⽥急線・京王線 新宿駅より徒歩7分 東京メトロ丸ノ内線・副都⼼線、都営新宿線 新宿三丁⽬駅より徒歩8分 >>画像一覧はこちら
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