日本の三大国家資格で有名な公認会計士。性別や年齢を問わず、だれでもチャレンジできるため目指してみたいと思っている方もいるでしょう。
しかし、「資格試験が難しすぎる」「独学では無理がある」など、公認会計士は難易度が高いため、ネガティブな意見も多く、目標にするか迷っている方もいるはずです。
そこで本記事では、公認会計士の難易度や、なるための方法など詳しく解説します。
公認会計士を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
公認会計士の難易度は高い?
「医師」や「弁護士」と並ぶ日本の三大国家資格のひとつ「公認会計士」。大企業の会計業務や監査など難解な業務に関わるため、豊富な知識と大きな責任が要求される資格です。
大きな会社の監査や経営に関するコンサルティング業務ができる資格なので、社会的地位も高く、転職や就職にも有利になります。その分、資格試験は難しく合格率は過去数年の平均をみても、10%~11%程度とかなり低いことが分かります。
年度 | 合格者 | 合格率 |
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平成29年 | 1,231人 | 11.2% |
平成30年 | 1,305人 | 11.1% |
令和元年 | 1,337人 | 10.7% |
令和2年 | 1,335人 | 10.1% |
令和3年 | 1,360人 | 9.6% |
偏差値も74といわれ、トップの国立大学受験レベルの難しさです。また、偏差値の高さは司法試験や医師に並ぶと言われており、気軽に目指せる国家資格ではありません。
難易度ランキング上位の権威ある資格
人気の資格試験の合格率を難易度順にランキングにしてみました。
順位 | 資格 | 合格率 |
---|
1 | 司法書士 | 3.6% |
2 | 社会保険労務士 | 6.6% |
3 | 弁理士 | 8.1% |
4 | 公認会計士 | 9.6% |
5 | 行政書士 | 11.5% |
6 | 不動産鑑定士 | 14.9% |
7 | 税理士 | 18.8% |
もっとも合格率が低かったのは司法書士の3.6%、合格率が高いのは税理士の18.8%でした。公認会計は第4位で9.6%です。
ただ、必ずしも司法書士より、公認会計士の難易度のほうが単純に低いということでありません。合格者の中には、弁護士などの他の資格保有者で、課目を免除されている人を含むので、そういった免除者を除いて算定すると、合格率はもっと低くなります。
公認会計士の合格率
ここでは公認会計士の合格率についてまとめました。年別・年齢別・学歴別に分けているので、ひとつの目安として確認してみてください。
合格率・合格者数の推移
公認会計士は年収が高く、社会的地位もあることから年々人気が上がっています。下記の合格率の表をみると、公認会計士の合格率が年々下がってきているように感じますが、実際は願書提出者が増加傾向にあるため、それに合わせて合格率が下がっていることがわかります。
また、以前は男性受験者がメインの資格試験でしたが、最近では女性公認会計士も活躍していることから、女性の受験者が増加傾向にあることも理由のひとつといえるでしょう。
年代別の合格者数
公認会計士の年代別合格者数は、20歳以上から30歳未満がもっとも多い傾向にあります。若いうちの受験が合格に繋がりやすくなる理由のひとつに、勉強に専念できる環境にあることが挙げられます。
もともと公認会計士は試験科目が多いため、膨大な勉強時間が必要になります。公認会計士に合格するまでは平均して2年~3年はかかるため、勉強時間の確保はもちろん、メンタルの維持が大きな課題になります。
仕事と両立する場合は、勉強しながら働くことになるため、その分勉強期間が長くなり、精神面、体力面でもかなりきつくなるでしょう。
そのため、大学在学中から勉強を始め、在学中か、大学卒業後すぐに受験する、若い合格者が多くなる傾向があるのです。
歳を重ねるほど資格試験に受かりにくくなるわけでは決してありませんが、自由な時間が多い若いうちから始めれば、その分余裕をもって資格試験に挑めるでしょう。ちなみに最低年齢は18歳、最高年齢は60歳で合格した人もいます。
学歴別合格者数
先で述べたように公認会計士の勉強量は膨大なため、大学在学中から勉強を開始して、在学中、または大学卒業後すぐに受験する人が多くいます。そのため、在学中がもっとも合格率が高く、次に卒業後に合格する人が多くいることが下記の表からも分かります。
公認会計士の難易度が高い理由は?
公認会計士の試験の難易度が高い理由は、受験科目の多さと、1回の試験で全科目合格点を取らなければならないシステムにあります。ここでは、公認会計士の試験についてまとめました。今から受験準備に入るという方は、ぜひ参考にしてみてください。
受験科目が9科目と多い
公認会計士の受験科目は9科目になります。非常に広範囲の勉強が必要になるのはもちろん、暗記に頼るだけではなく、深い知識と思考能力が必要になる試験です。
また、公認会計士の試験は全科目基準点をクリアしなければならないため、不得意科目があると合格できません。例えば、監査論の基準点をクリアしても、財務会計論が不合格点なら再試験になります。
偏りなく専門知識を付ける必要があるため、不得意科目は早めに攻略しておくことが大切です。
受験科目 | 科目内容 |
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財務会計論 | 簿記・財務諸表論に分かれる。会計基準の内容・理論的背景・理論的な対立など。公認会計士の基礎の部分を含んでいるため、必要な勉強量がもっとも多い。 |
監査論 | 公認会計士に必要な能力や価値観。財務諸表監査のルール。 |
管理会計論 | 情報の収集や分析、報告をおこなうための原価計算をメインにした会計システム。短答式では計算問題がメイン。論文式試験では、原価計算基準の問題が中心になる。 |
租税法 | 法人税法・所得税法・消費税法など、税金の仕組み。 |
企業法 | 会社法・金融商品取引法・商法について。 |
経営学(選択科目) | モチベーション理論・経営戦略論・リーダーシップ論・ファイナンス論・コーポレートガバナンス論など。 |
経済学(選択科目) | ミクロ経済学・マクロ経済学など計算がメイン。 |
民法(選択科目) | 民法総則、財産法、債権、売買契約など日常に関連する法律。 |
統計学(選択科目) | 記述統計・相関、回帰分析の基礎・確率・推測統計など統計的評価方法。 |
全科目を一発合格する必要がある
公認会計士の試験が難しいといわれる理由には、中小企業診断士や税理士などにはある、科目別合格ができないことが上げられます。つまり、得意な科目で良い点数を取っても、1科目でも平均比率(他の受験者の結果具合で得点率が変わる)が40%未満になると不合格です。
9科目あるうち1科目も落とせないので、1回の試験ですべての科目が基準点を超えるよう勉強しなければなりません。また、公認会計士の試験は短答式が年2回、論文式が年1回行われます。短答式に合格すると論文式の受験資格を得ることが可能です。
ただ、短答式合格発表から2年以内に論文式をクリアしなければ、また一次試験の短答式から受けなおすことになります。誰でも得意、不得意科目があるはずですが、公認会計士試験では2年以内に全科目で一定水準を保たなければならないため、難易度が高くなるといえるでしょう。
合格に必要な勉強時間
公認会計士は受験科目も多いため、非常に長い時間の勉強が必要です。平均して3,500時間~4,000時間が一般的なので、2年で合格を目指すのなら、1日4~5時間は勉強することになるでしょう。
働きながら勉強する場合は、平日に4~5時間の勉強時間を確保するのは難しいので、平日に2~3時間、土日に10時間ずつ確保する必要があります。つまり、プライベートの時間を捨てて2年間は勉強漬けになるほどの覚悟が公認会計士の試験には必要になるでしょう。
資格 | 勉強時間 |
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公認会計士 | 3,500~4,000時間 |
宅地建物取引士 | 500時間 |
社会保険労務士 | 1,000時間 |
税理士 | 3,000時間 |
学びながら働ける採用制度
公認会計士の資格取得は何かと費用がかかるため、企業が採用する制度を上手に活用するのもおすすめです。また、長期戦になるので、最初のやる気を保ち続けるためにも、実務経験を積みながら学ぶのもよいでしょう。ここでは公認会計士を目指す人のために、働きながら学べる制度を紹介します。
監査トレーニー
監査トレーニーは新日本有限責任監査法人が2016年から実施している制度です。新卒向けと第二新卒向け・中途採用向けがあります。
制度の内容は公認会計士の資格取得を目指して勉強をしながら、「会計人」として実務経験を積んでいくというものです。
実際は、監査報告書の作成やマナー研修などの新入社員研修を受けて、先輩会計士のもとで監査業務の補助をしていきます。普通のサラリーマンと変わらず朝出社して夕方まで働くスタイルです。
監査トレーニーは、まだ一次試験に合格しておらず、職歴もない方が対象になります。実務経験を積みながら、会計人の基礎を学び、資格試験も目指せるため、条件に当てはまる方は検討してみましょう。
公認会計士育成採用制度
公認会計士育成採用制度は「PwCあらた有限責任監査法人」が採用している独自制度です。募集条件はこれから公認会計士を目指したい人となっています。
新卒は受講料免除で専門学校で勉強することができ、会社の業務は免除されるため費用をおさえて資格取得が目指せる点が魅力です。
試験に合格した場合は、PwCあらたで採用してもらえるので、新人研修を受けたあと、監査をメインにした業務に従事することになります。
授業料を全額、会社が負担してくれるので大変ありがたい制度ですが、公認会計士育成採用制度に採用されるためには、いくつもの面談やインターシップをクリアする必要があります。
何カ月もかけて選考を行うため、時間だけを取られるリスクがある点には注意が必要です。経済的負担を減らしたい人には最適な制度ですが、早期合格を目指すのなら、予備校や資格スクールに通って勉強することをおすすめします。
勉強のためにプライベートを犠牲にする必要がある?
公認会計士は試験科目も多く、膨大な勉強時間が必要になるため、大学生活やプライベートを犠牲にする必要があるのか不安になる人もいるでしょう。
確かに勉強時間を確保することが最優先になるので、ある程度は我慢する覚悟が必要です。ただ、学び方によっては効率的に学習を進めることができます。勉強法には独学や専門学校、資格スクールなどがあるので、自分にあった勉強法を見つけることが大切です。
公認会計士を目指すなら!合格するための勉強法
公認会計士に合格するための勉強法には、独学、専門学校、資格スクールの三つがあります。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを含む特徴をまとめました。自分にあった学習法で効率的に学びたい方は、 ぜひ参考にしてみてください。
お金をかけないなら独学
独学ならお金をかけずに、公認会計士を目指すことができます。必要な費用は問題集やテキスト代だけなので、数万円ですむでしょう。ただし、公認会計士は出題範囲が広く、勉強時間をもともと多く必要とするため、継続するためにはかなりの自己管理能力を必要とするでしょう。
勉強期間が長いのでモチベーションを保ち続けるのも大変ですが、独学では学習範囲を把握するだけでもかなりの作業になります。専門学校やスクールなら質問ができるので効率的に学べますが、独学はすべて自分1人になるので、合格までの期間はさらに長くなることを覚悟しなければなりません。
専門学校・資格スクール
専門学校や資格スクールを使用して勉強すれば、カリキュラムがはっきりしているので効率的に学習を進められます。同じ資格試験を目指す仲間もできるので、モチベーションを保てる点も大きな魅力です。
また、専門学校や資格スクールのテキストは初心者にもわかりやすくできているので、市販のテキストより理解が深まります。分からないことは質問ができるので、独学よりスムーズに学習できるでしょう。
実際、独学に比べると専門学校や資格スクールを活用した場合のほうが、合格率は圧倒的に高くなります。そのため、なるべく早く公認会計士の試験に合格したいのなら、1人で頑張るより専門学校や資格スクールの利用を考えてみましょう。
公認会計士の合格するためにおすすめの予備校
ここでは公認会計士試験に合格するのにおすすめの予備校を紹介します。特徴やサポート体制をまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
スクール名 | 特徴 | 料金 | 受講形態 | 合格実績 |
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LEC東京リーガルマインド
| 短答式試験にいち早く合格 ▶公式サイト | 2023年短答合格コース 278,000円 一発合格したら論文コースが50,000円 合計 328,000円 | 通学・オンライン・DVD | – |
CPA会計学院
| 自習室や視聴ブース、女性専用ブースを完備 ▶公式サイト | ・2年スタンダードコース (短答2回対応):720,000円~ ・1年スタンダードコース(短答1回対応):620,000円~ | 通信講座・通学講座 | 2022年:合格者数:606名・合格者占有率:41.6% |
資格の大原
| 振替講座や映像・音声でのフォローあり ▶公式サイト | 2023年合格目標初学者合格コース (教室・映像/Web) 1年:各740.000円/720,000円 2年:各780,000円/760,000円 | 通学・オンライン・DVD | 2021年度397名 |
TAC
| コースが豊富で自分にあったプランを選択 ▶公式サイト | 【2024年合格目標】教室(ビデオブース)+Web講座/Web通信講座 ・1.5年S本科生 (Aレベル):各760,000円 (Bレベル):各755,000円 (Cレベル):各750,000円 | 通学・オンライン・DVD | 合格者累計実績9,307名 |
LEC
おすすめポイント
- 短答式と論文式に分けて受講できる
- リーズナブルな料金設定
- 充実のフォロー体制
一次試験の短答合格コースと、二次試験の論文対策講座を分けて受講するスタイルをとっているLEC。一次試験合格後、最大3回は論文試験に挑めることから、分けて受講することで効率的な学習が可能です。
また、講座でもらえるオリジナル問題集のクオリティの高さも評判です。本試験での的中率が高いことでも注目を集めていますが、解説が丁寧で、論点を細かく説明してくれるので、初心者でもしっかり理解して覚えることができます。
また、短答式と論文対策講座の両方を合わせても、コース料金がリーズナブルな点も人気です。他のスクールの公認会計士の講座と比較しても安いので、お得に受験勉強をはじめたい方はLECを検討してみましょう。他にも24時間いつでも質問できる便利なシステムも採用しているので、通信でも安心して学べます。
公式サイトで詳しく見る
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基本情報
総費用 | ・2023年短答合格コース:278,000円+ ・論文コース:50,000円(一発合格の場合) 合計 328,000円 |
キャンペーン | 早期申込割引・退職者、離職者応援割引・再受講割引・大学生、書籍部割引、代理店書店割引・資格説明会当日申込割引、資格説明会予約割引 |
受講期間 | 1~1.5年(短答合格コース、開始時期によって異なる) |
給付制度 | 奨学金 第一種(貸与型・無利子):月額50,000円または88,000円 第二種(貸与型・有利子):月額50,000円・80,000円・100,000円・130,000円・150,000円から選択 |
合格者数 | 非公開 |
合格実績
合格率は公開されていませんが、LECのホームページには合格者の体験記が多数掲載されています。
費用・キャンペーン情報
期間限定で割引が受けられるキャンペーンを実施していることがあります。また、再チャレンジする人向けの「再受講割引」や退職者や離職者向けの応援割引など、豊富に特典が用意されています。
サポート体制
LECではインターネットの専用コンテンツから、テキストや問題集の内容。講義に関する質問を受け付けています。また、対面、または電話で講師に個別相談をすることも可能です。公式サイトのマイページから、成績や情報収集、添削答案の閲覧などが24時間いつでもできるシステムを採用しています。
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CPA会計学院
おすすめポイント
- 豊富なコースから選択できる
- 45年以上の指導実績がある
- 合格率が高い
公認会計士の合格率が高いことで注目を集めるCPA会計学院。45年以上の指導実績があるため、わかりやすく、効率的に学べると評判の資格スクールです。
働きながら学べる2年スタンダードコースをはじめ、1年スタンダードコースや受験経験者向けコースなど、豊富なメニューから選択ができます。
公式サイトで詳しく見る
基本情報
料金 | (通学/通信) ・2年スタンダードコース (短答2回対応):780,000円/720,000円 ・1年スタンダードコース(短答1回対応):680,000円/620,000円 ・2年速習コース(短答3回対応):780,000円/750,000円 ・1年速習コース(短答2回対応):680,000円/650,000円 |
合格者数・合格者占有率 | 2022年・合格者数:606名・合格者占有率:41.6% |
給付制度 | 入学時に受講料と同額を無利子貸与:月額 5,000~30,000円を毎月分割して返済する。 返済開始時期 ①公認会計士試験に合格した年の翌年4月 ②奨学金支給後満3年経過後 |
合格実績
2022年のCPA会計学院の公認会計士の合格者の占有率は41.6%でした。公認会計士の合格者1,456人のうち、606人がCPA会計学院の生徒になります。毎年多数の合格者を継続して輩出している、高い実績と信頼がある専門学校といえるでしょう。
費用・キャンペーン情報
CPA会計学院の受講料は上記の表のとおりです。キャンペーンは特に実施していませんが、免除科目がある人は受講料が安くなるシステムがあります。
サポート体制
コース受講者は電話で質問や相談が自由にできるシステムを採用しています。分からないことを解消しながら学習を進められるので、通信教育でも安心して学べる点が特徴です。また、コース受講者は模擬試験が無料で受けられる特典もついています。
他にも各専門講師がTwitterで情報発信をしている点も魅力です。気軽にTwitterから質問もできるので、気になったことはすぐに解消できます。
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資格の大原
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おすすめポイント
- 高い合格実績がある
- 経験豊富な専門講師が常勤
- オリジナル教材でわかりやすい
一発合格主義をモットーに、わかりやすいオリジナル教材を採用した講座で人気の資格の大原。テキストなどの教材は最新の試験傾向に合わせて、毎年改訂されるので、自分で試験傾向を探る必要がない点がメリットです。高い合格実績に裏付けられた経験豊富な専門講師が指導してくれるので、着実にレベルアップが目指せます。
北海道から沖縄まで全国に教室を展開しているので、地方にお住まいの人でも通学しやすい点も特徴です。出張・転勤の際には振替や転校ができるので、安心して勉強を続けられます。知名度が高い資格スクールを探しているのなら、ぜひ有名講師陣も在籍している資格の大原を検討してみてください。
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基本情報
総費用 | 【2023年合格目標1年初学者合格コース】 ・教室通学:740.000円 ・映像通学:740,000円 ・Web通信:720,000円 【2023年合格目標2年初学者合格コース】 ・教室通学:780,000円 ・映像通学:780,000円 ・Web通信:760,000円 |
キャンペーン | 受講料最大20,000円OFF 大学生協等割引との併用も可能 |
受講期間 | 1~2年(コースによって異なる) |
給付制度 | 記載なし |
合格者数 | 2021年度 397名合格 |
合格実績
2021年の公認会計士の合格者数は1360人です。毎年多くの合格者を輩出していて、平均で全体の30~40%が大原を受講した合格者になります。高い実績がある信頼できる資格スクールといえるでしょう。
費用・キャンペーン情報
資格の大原の受講料は上記の表のとおりです。受講料の割引制度があり、大学生協の割引との併用も可能です。
サポート体制
直接、または電話やメールなどで、何度でも質問ができるシステムを採用しています。また、通信教育の方には、常勤講師が担任につき、学習のサポートをしてくれる点も大きなメリットです。学習方法や進み具合など気にかけてもらえるので、自宅で一人でも安心して勉強ができるでしょう。
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TAC
おすすめポイント
- 全国に27校あり通いやすい
- 合格者からアドバイスをもらえる
- YouTube動画で講座の雰囲気がチェックできる
全国27校にて開講し、公認会計士の資格スクールとしては最大規模を誇るTAC。最年少合格者を輩出したことで注目を集める資格の学校です。
テキストやカリキュラムがわかりやすく、難しい論点も思考方法からしっかり教えてくれます。受講者数が多いため、合格者の体験を聞くこともでき、一緒に頑張る気の合う仲間も作りやすい環境です。
また、YouTubeで「TAC」で検索すると入門講座が視聴できるので、受講前に雰囲気をチェックしたい方におすすめです。安心して通える大手スクールを探しているのなら、ぜひ有名講師も在籍しているTACを検討してみてください。
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基本情報
総費用 | 【2023年合格目標】初学者向けコース・短期集中L本科生 (教室(ビデオブース)+Web講座/Web通信講座) ・Aレベル:750,000円 ・Bレベル:745,000円 ・Cレベル:740,000円
【2024年合格目標】1.5年L本科生 (教室(ビデオブース)+Web講座/Web通信講座) ・Aレベル:770,000円 ・Bレベル:765,000円 ・Cレベル:760,000円 |
キャンペーン | 1.5年L本科生秋割キャンペーン |
受講期間 | 1.5~2年(コースによって異なる) |
給付制度 | 奨学生選抜制度成績順位に応じて受講料が80%OFF |
合格者数 | 2014年合格者1,102人中 415人 (38%) 2015年合格者 1,051人中 372人(35%) 2016年 合格者1,108人中 382人(35%) 2017年合格者 1,231人中 352人(29%) |
合格実績
2021年度の合格率は公開されていませんが、2006年~2021年の合格者占有率は37.9%で、合格者累計9,307名です。2年連続で最年少合格者(19歳)を輩出しています。
費用・キャンペーン情報
2022年10月31日まで、秋割キャンペーンを実施中です。2024年論文合格目標1.5年L本科生の受講料が30,000円割引になるので、お得に契約したい方は期間中に申し込みを検討しましょう。
サポート体制
TACでは「合格者講師」のシステムが存在します。実際に公認会計士の試験を受けて合格した人が、講義をしたり、アドバイスをしてくれたりするので、モチベーションの維持にも繋がります。
また、24時間いつでもWEBの受講画面から質問ができるサポートも行っています。疑問や不安をいつでも解消できるので、通学はもちろん、通信教育の方にもおすすめです。他にもTAC
では合格した後の転職や就職活動までサポートしてもらえるシステムが整えられています。
情報提供や、個別相談、終活のスキルアップまで強力にサポートしてもらえるので、就職活動をしたことがない方でも安心です。
公式サイトで詳しく見る
公認会計士予備校の資料請求はこちら
まとめ
かなり難易度が高い公認会計士ですが、資格取得後は会計事務所や監査法人、独立など、キャリアプランにたくさんの選択肢が生まれる資格です。合格までには3,500時間から4,000時間を必要とするので、しっかりした学習計画と強い意思が必要になるでしょう。
- 2021年度の合格率は9.6%
- 受験科目は9科目
- 全科目で合格ラインを超える必要がある
- 独学より専門学校・資格スクールがおすすめ
- 学びながら働ける採用制度もある
1次試験の短答式は年2回、論文試験は年1回受けられます。1次試験の合格後は2年以内なら短答式試験が免除になるので、論文試験の勉強は後回しにして、短答式の学習に集中するとよいでしょう。
効率的に学習したいのなら、独学より専門学校か、資格スクールがおすすめです。良質なテキストや講師からのアドバイスが受けられるので、1人で頑張るよりモチベーションも上がります。
本記事でもおすすめの資格スクールを紹介しているので、気になったところがあったら、ぜひ資料請求を検討してみてください。