紙でもアプリでも。女性に人気の「日記帳」、自分自身を見つめ直す効果も

2018年9月22日

ライフ
ULM編集部

日々の記録を書きとめるのに有効な日記帳。近年では日記アプリなども登場しています。そのトレンドと日記を書き続ける「効果」について取材しました。


紙の日記帳、購入者の9割は女性

 日々の出来事を書きとめる日記という文化は、日本でも古くから親しまれてきました。そのなかには文学作品として、多くの人に読まれているものもあります。現在でも紙の日記、あるいはアプリなど、さまざまな日記帳が女性の人気を集めているようです。また専門家の話では、日記をつけることは自分自身にプラスの効果があるとも。

日記帳の購入者は女性が大半。写真はイメージ(画像:写真AC)

 生活雑貨大手・ロフトの旗艦店である渋谷ロフト(渋谷区宇田川町)では現在、70種類の日記帳を販売しています。デジタル全盛の時代ですが、売り上げは前年比1割増と好調だといいます。購入する年齢層は20代から50代までと幅広く、店頭購入の9割は女性で、男性は「ギフトで買う人がいる程度」(ロフト)とのことです。どのような日記が売れ筋なのでしょうか。

「売れ筋は1~2年前の自分を振り返ることができる3年連用タイプの商品、可愛いデザインの商品、キャラクターものの商品で、価格帯は1500円から3000円までがメインです。近年は健康管理のための健康日記や、お子さまの成長を記録する育児日記なども人気です。鍵付きタイプの日記も定番商品となっています」(ロフト)

ロフトが販売する日記帳の一例(画像:ロフト)
3年連用タイプの日記帳(画像:ロフト)

 そのほか、「バレットジャーナル」の人気を受けて、これまでの日記帳ユーザーが手帳へ移行するといった流れもあるといいます。バレットジャーナルとは、記号や点を使った「ToDoリスト」や日記などを1冊で管理する、ニューヨーク発の手帳術です。

「その影響もあり、あらかじめ日付が記載されていない、自由にカスタマイズできる手帳や、1日1ページタイプのデイリー手帳の人気も増しています」(ロフト)

日付が記載されていないタイプの日記帳(画像:ロフト)

 最近は、バレットジャーナルを使って書いた日記を撮影して、写真共有アプリ「インスタグラム」にアップする人もいるとのこと。

「彼らは単に文章を書くだけではなく、ページ全体をイラストやデコレーションを使って、ひとつの作品のように演出し、共有しています。日記は日々を書き留めるものから、自分の好きなものや広めたいものを伝える、『公共性の高いツール』に変化しているように感じます」(ロフト)

SNSに書けないことを日記アプリに書く

 また紙ではなくデジタルでも、女性に人気の日記アプリがあります。アプリ開発のウタゴエ(新宿区西早稲田)がリリースしている「瞬間日記」で、2010(平成22)年の公開以来、2018年7月までに約630万ダウンロードを記録しています。ユーザーの約7.5割が女性です。

「瞬間日記」の利用画面

「瞬間日記」は、数年間分の記録を一括管理できたり、バックアップ機能を使って、スマートフォン以外の場所に保管・共有できたりする機能を備えています。

「近年では、お薬手帳や子育て日記、SNSではつぶやけない愚痴の投稿先としての利用もあります」(ウタゴエ)

 日記アプリは紙の日記帳と比べて多機能で、「若い世代ほどデジタル化に抵抗が少ない」(同)ため、同社では今後、日記帳ユーザのさらなる取り込みを狙っています。

日記には「自分を客観的に理解する」効果が


New Article

新着記事