100円ショップの先祖? 戦前に存在した「高島屋十銭・二十銭ストア」をご存じか
2021年10月25日
ライフ戦前に「百貨店系スーパーの元祖」「100円ショップの先祖」ともいえる店「高島屋十銭・二十銭ストア」がありました。知られざる同店の軌跡について、ライターの近藤ともさんが解説します。
百貨店系スーパーの元祖
都内にはかつて、百貨店系スーパーが多く店舗を構えていました。高級路線のクイーンズ伊勢丹はまだ残っていますが、大丸ピーコックはイオンに吸収されるなど、そのほとんどは姿を消しています。
そんな百貨店系スーパーの元祖といえるのが、戦前に存在した
「高島屋十銭・二十銭ストア」
です。
高島屋十銭・二十銭ストアとは、いったいどのようなお店だったのでしょうか。
衰退する百貨店系スーパー
現在、都内のスーパーの多くはイオンやダイエー、イトーヨーカドーなどの総合スーパーに占められています。とはいえ、
・オーケー
・ライフ
・オオゼキ
・サミットストア
・スーパー三和
などのスーパーは独自路線で顧客を獲得。肉のハナマサや業務スーパーのような大量買いに適した店舗もあれば、成城石井のような輸入食品に強い店、あるいはピアゴ、ロピアなどもあり、まだまだ可能性があるように見えます。電鉄会社もスーパーを経営しており、それぞれにファンがいます。

一方、かつて多かった百貨店系スーパーは姿を消しています。松坂屋ストアは親会社の合併で大丸ピーコックとなったのち、現在はイオン系列に。西武百貨店の系列だった西友も現在は米・ウォルマートの子会社に。生存の可能性が高いのは、高級路線に特化したクイーンズ伊勢丹くらいかもしれません。
そんな百貨店系スーパーの多くは、百貨店の隆盛と食品スーパーの台頭が見られた高度成長期に誕生しましたが、戦前からすでに展開していたチェーンもあります。それが高島屋系列の「高島屋十銭・二十銭ストア」なのです。
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