旅の達人が教える「ベトナム」の魅力!初開催「フォーフェス」で食べ比べ&アレンジ対決も【代々木公園】

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旅の達人が教える「ベトナム」の魅力!初開催「フォーフェス」で食べ比べ&アレンジ対決も【代々木公園】

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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ベトナムは大都市やビーチリゾート、世界遺産の古都などが人気でリピーターの多い海外旅行先です。またベトナム料理は日本でも人気上昇中。物価も安いため今が狙い目です。初開催される「ベトナム フォーフェスティバル2023」の情報も合わせ、旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが、その魅力をご紹介します。

●大都会の首都ハノイ、世界遺産が多い中部に直行便も

 東京から直行便で約6時間。東南アジアの国ベトナムは、首都ハノイや南部の活気ある大都市ホーチミンをはじめ、美しいビーチリゾートがあるダナン、世界遺産の古都ホイアンなど、リピーターも多い海外旅行の行き先です。現地の物価も安いため、特に円安の今、日本人旅行客にとって狙い目でもあります。

 ベトナムの国土は南北に長く、北部・中部・南部でエリアごとに、文化や料理、見どころなどがガラリと変わります。国内に高速鉄道がないため、国内移動のメインは飛行機。特に、ハノイ―ホーチミン間は、直行便が絶え間なく飛んでいます。

ベトナムの首都ハノイ。街には多くのバイクが行き交う(画像:シカマアキ)



 北部は、首都ハノイが玄関口。フランス統治時代のコロニアル建築はおしゃれでSNS映えする一方、旧市街の混沌さは昔ながらのベトナムらしい一面が垣間見られます。

ベトナム北部のハロン湾。クルーズ船に1泊して楽しむのがおすすめ(画像:シカマアキ)

 「海の桂林」と評されるハロン湾は、ハノイから訪れることが可能。壮大な景色を眺めながら洋上ホテルに泊まるクルージングで、優雅な旅が満喫できます。

ベトナム中部、世界遺産ホイアンの街並み(画像:photoAC)

 そして、中部での中心都市ダナンは、ビーチリゾートが欧米人に絶大な人気。近年、日本から直行便が就航したことで、知名度が高まりつつあります。レトロな街並みが世界遺産登録の古都ホイアン、フエの歴史的建造物群などへ行くにも便利です。

●初ベトナムはホーチミン一押し。ベトナム戦争の名残もある

 ベトナム旅行でまずおすすめの都市、ホーチミン。かつて「サイゴン」と呼ばれた都市です。筆者も初めてのベトナムは、ホーチミンから入国しました。中央郵便局やサイゴン大教会(聖マリアナ大聖堂)など、かつて「プチパリ」と呼ばれたフランス統治時代の建物で、その名残が今も見られます。

ホーチミンの中央郵便局。フランス統治時代の建物(画像:シカマアキ)

 ホーチミンで欠かせないのが、統一会堂です。ここは、南ベトナム政権の大統領官邸だったところで、1975年に解放軍の戦車がこの建物に侵入したことでベトナム戦争は事実上終了。そのシンボル的存在です。

 さらに、ホーチミンは買い物天国。雑貨や衣類、食料品から日用品までなんでもそろうベンタイン市場、ブランド店が多いドンコイ通りでのショッピングが有名です。

ベトナムは雑貨もかわいい。市場で手軽に買うことができる(画像:シカマアキ)

●屋台、カフェ、高級レストラン。現地料理は日本人の口に合う

 ベトナム料理はやはり現地で味わってこそ。日本でも人気の米麺「フォー」はもともとフランス料理のポトフが原点といわれ、最も有名なのは、牛肉入りの「フォー・ボー・タイ」です。

ベトナム料理で最も有名な「フォー」、牛肉入り(画像:シカマアキ)

 日本でも今ちょっとしたブームの「バインミー」も、ベトナム料理の定番。やわらかめのフランスパンにパテを塗り、野菜や肉などを挟んだサンドイッチです。

おしゃれなカフェで味わうバインミー。フランスパンが絶品(画像:シカマアキ)

 なによりフランス領だった影響で、ベトナムはパンのおいしさがピカイチ。屋台で気軽に、またカフェでのんびり味わうこともできます。現地のベトナムコーヒーとともに楽しむのがベストで、地元の店にやや抵抗があればコーヒーチェーンでもよいでしょう。

 物価が安いベトナムでは、高級レストランでの食事もおすすめ。ベトナム料理と融合したフランス料理のフュージョンは、見た目の美しさもさることながら、その味も絶品です。

ベトナムにはおしゃれでSNS映えするレストランが多くある(画像:シカマアキ)

●羽田・成田発着のベトナム直行便、旅の予算と合わせて選びたい

 日本とベトナムを結ぶ直行便は、大手航空会社からLCC(格安航空会社)まで毎日多くの便が運航されています。首都圏の発着では、羽田・成田いずれも便があります。

 羽田-ホーチミン線は、JALとANA、そしてLCCのベトジェットが運航。運賃は日系2社がやや高め、ベトジェットが深夜便で最安です。成田-ホーチミン線は、JAL・ANA・ベトナム航空・ベトジェットの4社が運航。羽田便より成田便のほうが、運賃がやや安い傾向です。

話題のベトジェットはベトナムのLCCで国際線と国内線を運航(画像:シカマアキ)

 一方、羽田-ハノイ線は、ベトナム航空のみ。成田-ハノイ線は、JAL、ANA、ベトナム航空、バンブーエアウェイズ、ベトジェットがそれぞれ運航し、さらに、ベトナム航空の成田-ダナン線もあります。ハンブーエアウェイズはLCCでなく大手との中間にあたるベトナムのハイブリッド航空会社で、受託手荷物や機内食が無料で提供されます(座席指定は有料)。

●2023年10月に初開催!「ベトナム フォーフェスティバル2023」

 今年2023年は、日本とベトナムの外交関係樹立からちょうど50年。これを記念した事業「ベトナム フォーフェスティバル2023」が、2023年10月7日と8日、代々木公園のケヤキ並木で初めて開催されます。

日越外交関係樹立50周年記念事業で、初めての開催(画像:ベトナム フォーフェスティバル実行委員会)

 主催は、ベトナムフォーフェスティバル2023実行委員会と、トイチェ新聞。この新聞はホーチミンを中心に発行され、ベトナム国内で最も発行部数が多い日刊新聞の1つです。

 イベントでは、フォー好きな日本生まれのベトナム人女優、フォンチーによるトークショー、来場者の投票によってグランプリが決まる第1回「P1(ピーワン)グランプリ」、日本の食文化に合わせたメニューを考案してステージ上で審査員が試食するコンテストなどが行われます。

 会場には、フォーが味わえる約40もの店舗が出店予定。伝統的なベトナム人のソウルフードを食べ比べつつ、ベトナムの文化を感じてみてはいかがでしょうか。

■ベトナム フォーフェスティバル2023
開催日時:2023年10月7日(土)・8日(日)10:00~19:00
開催場所:代々木公園ケヤキ並木 ※雨天決行・荒天中止
住所:東京都渋谷区神南2-3
入場料:無料
交通アクセス:JR「原宿駅」より徒歩約9分
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前〈原宿〉駅」より徒歩約9分
JR「渋谷駅」より徒歩約13分
東京メトロ千代田線「代々木公園駅」より徒歩約11分
小田急線「代々木八幡駅」より徒歩約13分

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