WBC発の野球初心者必見!春の開幕戦から始める東京プロ野球観戦のススメ
全国を熱狂の渦に巻き込み、日本の優勝で幕を閉じたWBC。その熱気も冷めやらぬ3月末にプロ野球がいよいよ開幕します。今回は、WBCで興味を持って、初めて観戦に出かけてみようと思っている方に耳寄りな情報満載。東京住まいの方におすすめの球場について、エデュケーショナルライターの日野京子さんがご紹介します。 大谷翔平選手やダルビッシュ有投手といったメジャーリーガーが加わった今回のWBC(ワールドベースボールクラシック)。宮崎でのキャンプから大いに盛り上がりを見せ、日本での1次ラウンドはゴールデンタイムでの放送ということもあり驚異の視聴率40%超えが続きました。 WBCは終わってしまいましたが、プロ野球は3月30日(木)にパ・リーグ、31日(金)にセ・リーグが開幕を迎えます。ひと昔前はプロ野球観戦と言うと男性が多いというイメージが強かったですが、現在スタジアムは性別年齢問わず楽しめるスポットになっているのをご存知でしょうか。 今回は、都内や都内近郊でアクセス抜群のプロ野球チーム本拠地球場をご紹介していきます。 観戦だけにとらわれない魅力 プロ野球球団は全国に12チームあり、東京都内には2チーム、神奈川や千葉そして埼玉を本拠地とする3チームがあり、首都圏には全体の半数近い5チームの本拠地があります。 そのうち読売ジャイアンツとヤクルトスワローズは都心の一等地に本拠地があるチームとして知られ、どちらのチームも試合観戦するにはアクセス抜群です。 同じように横浜市を本拠地とする横浜DeNAベイスターズは横浜観光の中心エリアに隣接する場所に球場があります。 観戦しやすい好立地だけでなく、各球団ともバラエティー豊かなグルメやイベントで積極的に集客しています。 スタジアムで飲むビールは格別。ピクニック気分で楽しめるのも魅力(画像:photoAC)東京住まいの方におすすめの球場3選 東京に住んでいるなら、チームの本拠地である野球場が近く、野球観戦のハードルも低いです。都心や街中の駅から徒歩圏内にある野球場を三つご紹介していきます。 ●水道橋駅から徒歩3分 東京ドーム プロ野球チームとして最も古い歴史を持つ読売ジャイアンツ。本拠地である東京ドームは、日本最初のドーム球場です。前身である後楽園球場の代わりとして1988(昭和63)年に開業し、2023年には35周年を迎えます。 開幕3連戦は「オリジナルカードケース」を配布予定で、3月31日(金)の開幕戦では来場者全員に配布されます。 観戦に欠かせない食事は、定番のお弁当や有名店、そして海外の料理など、球場内に67店舗あります。監督や主力選手プロデュースのお弁当は毎年内容が刷新される人気商品です。 最近の球場グルメはショッピングセンター並みにいろいろなメニューを楽しめるほど充実しています。東京ドームでは叙々苑のカルビ弁当や浅草今半のすき焼き弁当など、超有名店のお弁当からアジアン料理までさまざまな料理を選べます。 また、東京ドームでは期間限定のお店も出店しており、観戦に来るたびに新しいグルメとも出会えます。 「外野側にしかないお店のお弁当を買いたい」など、球場内を散策する楽しみもありますよ。 2023年は開業35年の節目の年である東京ドーム(画像:photoAC)■東京ドーム 所在地:東京都文京区後楽1-3-61 TEL:03-3811-2111 アクセス:JR 水道橋駅より徒歩3分 都営三田線 水道橋駅より徒歩3分 東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅より徒歩3分 都営大江戸線 春日駅より徒歩5分 ●明治神宮外苑にある神宮球場 2022年のセ・リーグ優勝チームであるヤクルトスワローズの本拠地は、明治神宮外苑にある明治神宮野球場、通称「神宮球場」です。 1926(大正15)年に完成し、関西の阪神甲子園球場と同じくらい古い歴史を誇る神宮球場は、国立競技場や秩父宮ラグビー場に隣接し、一帯はスポーツ施設密集地としても知られています。 ヤクルトスワローズの応援スタイルとして有名なビニール傘は球場売店で購入でき、7回の裏の攻撃が始まる前に流れる「東京音頭」に合わせて傘を回す風景は風物詩となっています。 4月の試合では、入場チケットの種類によってスワローズのロゴ入りのブランケットやパーカーがプレゼントされるイベントも行われるなど、アイテムを集める楽しみもあり、魅力的です。 明治神宮外苑の敷地内には他球団ファンからも人気のマスコット・つば九郎の名言スケッチブックコーナーなどがある「つば九郎ハウ巣」も(画像:photoAC)■明治神宮野球場 所在地:東京都新宿区霞ケ丘町3-1 TEL:03-3404-8999 アクセス:東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩5分 JR 信濃町駅より徒歩12分 JR 千駄ヶ谷駅より徒歩15分 都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩12分 ●横浜の観光地にある横浜スタジアム コスモクロック、赤レンガに山下ふ頭。横浜を代表する観光地の徒歩圏内に、横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムがあります。最寄りの関内駅を出ると目の前にスタジアムがあり、12球団屈指のアクセス抜群の球場です。 TBS系列『ジョブチューン』で2022年に放送された球場グルメランキングで、横浜スタジアム内の球場飯1位を取った「目玉チャーハン」など、中華街のある横浜らしいグルメが堪能できます。 また、2015年から開催されている女性ファン向けのイベントが2023年も行われます。 「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2023 Supported by ありあけハーバー」と題し、5月19日~21日に開催され、女性客を対象にオリジナルユニフォームが配布されます。過去には花火や光のショー、アーティストによるライブパフォーマンスやトークショー、選手との交流会などが行われています。 野球女子という言葉が浸透している今、女性ファン向けのイベントは盛り上がりを見せる人気イベントになっていますよ。 観光地エリアに隣接しており、試合前後にショッピングなども楽しめる横浜スタジアム(画像:photoAC)■横浜スタジアム 所在地:神奈川県横浜市中区横浜公園 TEL:045-661-1251 アクセス:JR 関内駅より徒歩2分 JR 石川町駅より徒歩5分 横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅より徒歩3分 みなとみらい線 日本大通り駅より徒歩3分 お気に入りの球場を見つけよう 野球観戦は試合だけでなく、各球場のグルメを楽しんだりイベントや配布されるグッズを集めたりといろいろな楽しみ方があります。 盛り上がったWBCは終わってしまいましたが、プロ野球はいよいよ開幕となり2023年のシーズンが始まります。WBCで活躍した選手を応援に球場に足を運んでみてはいかがでしょうか? 夕暮れの野球場(画像:photoAC)
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