刀剣乱舞ファンならとっくに行ってる? 都内の「ハズせない聖地」4選

人気ゲームとして知られる『刀剣乱舞』。都内にあるその聖地について、今回ご紹介します。


都内で回れる刀剣乱舞ゆかりの場所

『刀剣乱舞-ONLINE-(以下、刀剣乱舞)』は、日本の名刀や名槍の付喪神(つくもがみ。100年を経過した器物に宿る精霊)を収集、育成する人気ゲームです。ゲーム内の付喪神は、人の姿をした「刀剣男士」たちとなっています。

 ゲームリリース以降、ミュージカルや舞台、アニメなど多彩なメディアで物語が繰り広げられ、それぞれの表現の魅力もあいまって現在まで多くのファンを魅了しています。

 刀剣乱舞の楽しみ方のひとつとして、ユーザーに親しまれているのが、男士たちにゆかりのある場所の「聖地巡礼」です。ほかのゲームやアニメの「聖地巡礼」とは異なる点は、日本に実在または伝承されてきた刀剣をモチーフとしていることです。そのため、刀剣が実在して博物館や寺社で所蔵されていたり、持ち主や作り手ゆかりの場所がたくさん残っています。

 そのため、刀剣たちのモデルを実際に見るうれしさを感じたり、さまざまな遍歴を遂げた刀剣に縁のある場所で思いを巡らすこともできます。

 実は、東京都内にも刀剣男士たちのモデルとなった刀剣が所蔵されている場所や、持ち主にゆかりのある場所がいくつも存在しています。

 今回は実際に刀剣が所蔵される場所を中心に、刀剣と、刀剣の持ち主に関連する場所についてご紹介していきます(ただし、刀剣の表記については、通称・俗称で記載しています)。

 なお、刀剣は全国の博物館・美術館の企画展のため所蔵している館から離れていたり、展示期間が限定されたりしてしていることが多くあります。訪れる際はスケジュールをしっかり確認してから行くのがおすすめです。

1.東京国立博物館(台東区)

 東京国立博物館(台東区上野公園)は、上野公園内にある国内屈指の規模を誇る博物館です。刀剣乱舞に登場する刀剣がかなりの数所蔵されている、とうらぶファンや刀剣に興味がある方にとっては外せないスポットです。ゲームのアイコンにもなっている代表的なキャラクター、「三日月宗近(みかづきむねちか)」のモデルとなった刀もこちらに所蔵されています。

台東区上野公園にある東京国立博物館(画像:写真AC)



 東京国立博物館に所蔵されている刀剣たちは、いずれも国宝や重要文化財に指定されています。そのため、常設展示ではなく展示期間がそれぞれ限定されており、展示スケジュールをチェックして足を運ぶ必要があります。

 2021年の展示スケジュールを見ると、5月25日~8月15日まで名物「厚藤四郎(あつしとうしろう)」が、以降は名物「亀甲貞宗(きっこうさだむね)」、その後の同期間で名物「三日月宗近」と「小龍景光(こりゅうかげみつ)」が展示予定となっていました。

 これまでの展示履歴を見ると、「鳴狐(なきぎつね)」「大般若長光(だいはんにゃながみつ)」「獅子王」や名物「大包平(おおかねひら)」も展示されていたようです。また、ゲーム・刀剣乱舞で、2021年7月末時点、天下五剣のなかで唯一未実装で、実装が期待される名物「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」も展示された過去があります。

 展示スケジュールによっては、ひとつの展示期間で一振~二振まで一度に見られるようです。

 また、同時代の他の刀や刀装、資料など、刀剣以外の関連展示物も豊富に展示されています。会いたい刀剣と同時代のものも合わせて鑑賞すると、より楽しみが広がるかもしれません。所蔵されている刀剣の展示に加え、他の博物館から貸し出された刀剣の展示も時折企画されています。

2.土方歳三資料館(日野市)

 土方歳三資料館(日野市石田)は土方歳三の子孫宅の一角を利用した、土方歳三に関する豊富な資料が公開されている資料館です。日野市にあり、多摩モノレール万願寺駅から徒歩5分程の場所にあります。

日野市石田にある土方歳三資料館(画像:写真AC)

 歳三が愛用した刀である「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」は、日野市指定有形文化財にしていされており、毎年歳三の命日である5月11日前後に限定公開されています。1年に1回の公開ですが、公開時期が決まっているためスケジュールを合わせて訪れやすいでしょう。

 歳三と一緒に激烈な戦場をくぐり抜けたこの刀には、彼の死後生家へ届けられた当時、刃こぼれや摩耗が多数見られたといいます(かみゆ歴史編集部「物語で読む日本の刀剣150」)。

 アニメ「活撃 刀剣乱舞」では、そのエピソードをモチーフとした話が描かれています。アニメを視聴してから訪れると、展示をより感慨深く鑑賞することができるでしょう。

 なお、ほかに都内にある新選組ゆかりの場所としてあげられるのは、「長曽祢虎徹(ながそねこてつ)」の持ち主・近藤勇の生家跡(調布市野水)と墓(北区滝野川)や、「加州清光(かしゅうきよみつ)」「大和守安定(やまとのかみやすさだ)」の持ち主・沖田総司の終焉(しゅうえん)の地とされる今戸神社(台東区今戸)です。

 どちらも刀剣がある場所ではありませんが、刀剣の持ち主が生きた証しが刻まれている重要な場所です。

 都内で新選組刀の持ち主、近藤勇・土方歳三・沖田総司3人ゆかりの場所を巡ることができるので、ぜひこの3か所は訪れてみてはいかがでしょうか。

3.永青文庫(文京区)

 刀剣乱舞でプレーヤーが最初に入手できる刀剣のひとつ「歌仙兼定(かせんかねさだ)」と、2020年4月に実装された「古今伝授の太刀」のモデルとなった同名の刀が収蔵されているのが、永青文庫(文京区目白台)です。江戸から戦後まで所在していた細川家の屋敷跡に建てられた博物館で、細川家に伝わる文化財を一般に公開しています。

文京区目白台にある永青文庫(画像:(C)Google)



 歌仙兼定は、明智光秀の三女ガラシャを正室とし、千利休の高弟でもあった戦国武将・細川忠興(ただおき)が持ち主。古今伝授の太刀も、細川家に伝わる名刀であり、忠興の父・藤孝(幽斎)が所有していた刀です。

 戦国時代以降、細川家に伝わってきたさまざまな歴史資料が展示されているので、二振りの持ち主たちの背景を想像しながら、じっくり鑑賞できることでしょう。なお、永青文庫での公開は不定期に行われているため、永青文庫で二振りを見たい方は展示スケジュールをチェックしてください。

 また、すぐ隣には幕末に細川家の下屋敷であった「肥後細川庭園」があります。永青文庫で展示を見た後には、細川家のみやびさが感じられる日本庭園にも足を運んでみてもいいかもしれません。

4.刀剣博物館(墨田区)

 国宝の太刀「明石国行(あかしくにゆき)」が所蔵されているのが、墨田区にある刀剣博物館(墨田区横網)です。JR総武線 両国駅西口から歩いて7分ほどの場所にあります。刀剣博物館は日本刀専門の博物館で、日本刀や刀装、刀装具、甲冑(かっちゅう)など関連する文化財を保存・公開しています。

墨田区横網にある刀剣博物館(画像:(C)Google)

「明石国行」は、鎌倉中期から活躍した山城国の名門・来(らい)派の祖とされる国行が打った刀。明石松平家に伝わったことから「明石」の名が付いています。

 こちらも、公開スケジュールは不定期となっていますので、最新情報のチェックが必要です。

刀剣博物館は日本刀専門の博物館のため展示内容が詳しく、日本刀に対する知識を深めることができます。刀剣乱舞ユーザーはもちろん、少しでも刀剣に興味がある方であればぜひ訪れてみてほしいスポットです。

都内だけでも、刀剣乱舞に登場する刀剣が所蔵されている博物館や持ち主に関連する場所がたくさんあります。それぞれ異なる切り口から味わうことができるので、まずは自分の好きな刀剣にまつわる場所から訪れてみてはいかがでしょうか。


【画像】都内の「ハズせない聖地」

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