ビック酒販3選、チョコレートをより美味しくするポートワイン!

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ビック酒販3選、チョコレートをより美味しくするポートワイン!

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世界中で食後酒やデザートワインとして親しまれているお酒に「ポートワイン」があります。通常のワインよりアルコール度数の高い、甘口のワインです。チーズやチョコレートとのマリアージュに適し、双方の味わいを高めます。同ワインを常備するビック酒販に、オススメのポートワインとそれらに合ったチョコレートについて解説してもらいました。

チョコレートとのマリアージュに最も適するといわれるポートワインとは?

 ポルトガルで生産されるワインで、かつてはイギリスをメインに輸出され、その質の高さから世界中で親しまれるようになった甘口のワインに「ポートワイン」があります。デザートワインとしてチーズと共に供されたり、食後酒として楽しまれるほか、チョコレートとのマリアージュに最も適するワインのひとつともいわれています。

 ワインはもっぱら「ノムリエ」の筆者は、ポルトガルにあるポート(ポートワイン)のブドウ畑やセラーを訪れて、すっかりその奥深さと美味しさにハートを鷲掴みされたひとりです。

 日本ではポートの流通量が少なく、やや手に入れにくいなか、量販店のビック酒販(東京都豊島区)は常備しています。チョコレートを贈ったり贈られたりすることの多い時期。ポートの魅力と、ビック酒販に聞いた同社で購入可能なオススメ商品、それらに合うチョコレートについて紹介します。

ポートワインはチョコレートに最も合うお酒のひとつといわれる(2019年2月、宮崎佳代子撮影)



 ポートは、ポルトガル北部にある同国第2の都市「ポルト」の港から輸出されていたため、その名がついたとされています。実際の生産地はポルトの東方にあり、ドウロ川上流域(「アルト・ドウロ」と呼ばれる)にある畑で収穫されるブドウから作られます。

「ポートワイン」の名での最古の輸出記録は、1678年とのことですが、アルト・ドウロでは少なくとも2000年以上前からワイン用のブドウが作られてきました。蛇行するドウロ川に沿うように、見渡す限りブドウの段々畑が渓谷を覆い尽くす様子は、壮観です。ワイン造りの伝統に帰するこの景観は、世界遺産にも登録されています。

風光明媚なドウロ川流域のブドウ畑の景観。世界遺産に登録されている(2016年10月、宮崎佳代子撮影)
2000年以上に渡って栽培が行われてきたというドウロ川流域のブドウ畑は、渓谷の斜面に段々畑になってひしめく(2016年10月、宮崎佳代子撮影)

 収穫されたブドウは足踏みや機械でブドウ液にされ(現在は機械搾りが主流)、樽に詰められて越冬。春になるとポルトの対岸にある都市「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア」のセラーに運ばれて熟成と瓶詰めが行われます。

ポルトの対岸にあるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの夜景。ポルトとは橋で結ばれており、30を超すワインセラーがある(2016年10月、宮崎佳代子撮影)

 ポートは製造工程において、発酵途中にブランデーを加える「酒精強化ワイン」の一種です。アルコールを加えることで酵母の働きが止まり、ブドウ本来の甘みが残りますが、アルコール度数が18〜20度と、通常のワインより高くなります。

 種類は赤、白、ロゼがあります。白は食前酒として飲まれることが多く、ロゼは近年のヨーロッパの若者たちに湧き起こったロゼブームで製造されるようになった歴史の浅いポートです。赤が最もポピュラーで、生産量も種類も豊富にして、多くがデザートワインや食後酒として楽しまれています。

左写真の手前が白のポート、奥が赤(タウニー)。右写真がロゼのポート(2016年10月、宮崎佳代子撮影)

 ポートの赤は色合いから「ルビー」と「タウニー」の2種に大別され、ルビーはワインの色が宝石のルビーに近いことから「ポルトガルの宝石」と呼ばれています。タウニーは、樫樽で2年以上熟成させることで、ブランデーのような黄褐色になったポートです。

ビック酒販厳選、イチオシのポートとチョコレートのマリアージュ

 ポートを取り扱う量販店が少ないなか、常備するビック酒販のビックカメラリカー新宿西口店を訪れ、オススメのポートとそれらに合うチョコレートタイプについて解説してもらいました。以下に紹介します。

<テイラーズ ファイン ルビー ポート>

左写真が「テイラーズ ファイン ルビー ポート」 2080円(ビック酒販の販売価格。以下同)。右写真は、テイラーズのセラーにあるポート熟成用の大樽(2016年10月、宮崎佳代子撮影)



 テイラーズは1692年創業で、現存するポートの製造元の中で最も古いメーカーのひとつです。一族によって代々世襲されており、日本に比較的数多く輸入されています。

テイラーズのセラーにある熟成用の樫樽(2016年10月、宮崎佳代子撮影)

「テイラーズ ファイン ルビー ポート」は、赤色の濃い色調で、口に含んだ瞬間からはっきりとした果実の旨みを感じます。その後、干し葡萄に似た甘みが立ち上がってきます。

 好相性のチョコレートについて、担当者は「果実味を感じやすいため、ドライフルーツや果汁等、フルーツフレーバーのあるチョコレートがオススメです。また、アソートチョコレートのような、異なる味わいのチョコレートを食べる際に飲むと、香味の相性毎に異なるニュアンスを感じられます」と話します。

<テイラーズ レイトボトルド ヴィンテージ ポート>

テイラーズ レイトボトルド ヴィンテージ ポート 3180円。深みのあるルビー色(2019年2月、宮崎佳代子撮影)

 同じくテイラーズのポートです。レイトボトルド ヴィンテージは、ヴィンテージに次ぐ作柄に恵まれた単一年のブドウを原料に、樽で4〜6年熟成。瓶詰めしてすぐに出荷したものです。ルビー ポートと比較して、よりまろやな味わいで樽香もしっかりと付いています。フレッシュな果実の味わいと、熟成によって付与された複雑な香味がバランスよく感じられ、「口の中でじっくりと変化を楽しみたい贅沢な仕上がりです」と言います。

 同ポートは、熟成由来の複雑さがあるため、複雑な構成のチョコと好相性とのこと。ショコラティエなどが手掛けるハイクラスなチョコレートとともに楽しむことで、ラグジュアリーなマリアージュを演出できるでしょう。また、「シンプルなタブレットチョコレートと合わせると、レイトボトルの複層的な味わいが再認識でき、双方の味わいの幅が広がります」とも。

 テイラーズ発行の小冊子にも、果実味の強いレイトボトルは、カカオを原料とするチョコレートと非常にマッチするとの記述が見られます。

<サンデマン ファイン ルビー ポート>

サンデマン ファイン ルビー ポート 1580円(2019年2月、宮崎佳代子撮影)

 サンデマンは、1790年にスコットランド人のジョージ・サンデマン氏が創設したポートの老舗です。黒マントに帽子をかぶった男性の肖像がトレードマークとして広く知られています。

サンデマンのセラーにある熟成用の樽(2019年2月、宮崎佳代子撮影)

「サンデマン ファイン ルビー ポート」の色合いは、深いルビー色です。担当者は「飲んだ瞬間はやや控えめな印象も受けますが、徐々に滑らかな甘みが感じられるポートです」と説明します。ややビターな印象があるため、ココアパウダー等を使ったチョコレートとの相性に優れるそうです。また、シナモンなど、スパイスのアクセントがあるものとも好相性とのこと。カカオ分量の多い、甘さが控えめなチョコレートと合わせると、ビターチョコの奥に潜む、より繊細な甘さが際立って感じられると話します。

 ビック酒販のオススメは以上の3点です。紹介の商品は開栓後、4〜6週間美味しさを保つことができます。

 ポートは、合わせるもの次第で異なる味わいが引き出されるため、自分好みのマリアージュを見つけるのも一興です。少々値は張りますが、筆者は熟成の進んだタウニーとチョコレートのマリアージュもオススメします。

ポートも揃う新宿西口店が2月1日にオープン、最大の試飲コーナーも

 2019年2月1日、新宿に「ビックカメラリカー新宿西口店」がオープンしました。

2019年2月1日にオープンしたビックカメラリカー新宿西口店(2019年2月、宮崎佳代子撮影)



 同店では紹介のポートも取り扱っており、掲載の商品が在庫切れの場合、取り寄せの相談も可能とのことです。

 新宿西口店では、同酒販店初のウォークインタイプのワインセラーを設置しています。売場担当者に聞いたところ、ワインを良好な状態に保つことができるようになったため、今後、高級ワインのラインナップを増やしていく予定だそうです。ワインアドバイザーの資格を持った店員さんもいるので、ワイン購入に迷った時にアドバイスしてもらえるのも心強いです。

新宿西口店のウォークインタイプのワインセラー。写真はワインアドバイザーの資格を持つ店員の添田丈貴さん(2019年2月、宮崎佳代子撮影)

 また、同じフロアにビック酒販最大の試飲カウンター(有料)を設けています。

ビック酒販最大という試飲カウンター(有料)(2019年2月、宮崎佳代子撮影)

 グラスワインが60ml93円からとリーズナブル(ひとり3杯まで)。現状、ポートの試飲はできませんが、豊富なワインのラインナップを楽しめます。また、ウイスキーや日本酒などの試飲も可能で、これらの種類も多彩です。

 試飲コーナーの近くでは、チーズやハム、缶詰などを販売。試飲コーナーでちょっとつまむのにも、購入したワインのツマミを買って帰るのにも便利です。ポートはチーズともよく合うので、ぜひ試してみてください。テイラーズのビンテージポートは、特にブルーチーズとよく合います。

試飲コーナーのすぐ側にあるチーズコーナー(2019年2月、宮崎佳代子撮影)

 流通量が少ないこともあり、日本ではあまり浸透していないポートワインですが、「チョコレートと最も合うお酒のひとつ」とされているのが試してみると納得できます。チーズやチョコ系のスイーツに添える贈り物としても、喜ばれるのではないでしょうか。

●ビックカメラリカー新宿西口店
・住所:東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 2F
・アクセス:丸の内線・都営大江戸線「新宿駅」B16出口から徒歩約1分、JR「新宿駅」西口から徒歩約3分ほか各線新宿駅から徒歩圏内
・営業時間:10:00〜21:00
・定休日:無休

※掲載の価格は全て税別、2019年2月時点の情報です。

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