品川の「超有名ホテル」で暮らすウツボ……悲哀あふれる表情に、なぜだか心が癒やさせるワケ

暑くなるこれからの季節、感染対策に気を付けながら水族館に出かけてみるのはいかがでしょうか。最近人気急上昇中のウツボをはじめ、さまざまな生き物を出会ってリフレッシュできるはず。都内の5館を紹介します。


魚介たちをめでる癒やしの水族館タイム

 日々の仕事や生活に疲れたとき、あなたはどんなことをして癒やしていますか? おいしいものを食べたり、体を動かしたり、リフレッシュ方法は人それぞれだと思います。

 それでも何だか気持ちが晴れない、というときは、水族館を訪れてみてはいかかでしょうか。悠然と泳ぐ魚たちや、愛くるしい表情で近づいてくるイルカたち、かわいらしい生き物たちがあなたをきっと癒やしてくれるはずです。

 ただ水槽を眺めているだけでも非日常感が味わえて、気持ちが穏やかになる水族館。今回は、都内にある5館を紹介します。

 新型コロナ禍の緊急事態宣言によって休館していた水族館も、2021年6月1日以降、少しずつ営業を再開しています。感染対策に十分気を付けながらも、水族館を訪れて生き物たちの生き生きとした表情を楽しんでみてください。

1. 品川「マクセルアクアパーク品川」

 まずは、JR品川駅から徒歩2分の場所にある「マクセルアクアパーク品川」(港区高輪)です。日本最大級の客室数を誇る有名ホテル、品川プリンスホテル内にある同館。まさに都会のど真ん中の水族館です。

 幻想的な照明に照らされるクラゲ水槽やカフェ、マンタもいる長さ約20mの海中トンネルなど、非日常的な空間はあなたを神秘的な世界へと連れて行ってくれるでしょう。

 さらに360度どの場所からでも楽しめるイルカショーは、夏になるとイルカたちだけでなくトレーナーさんたちからも大量の水しぶきをかけられるので、スカッと爽快な気分を味わいたい人におすすめです。

 ……しかし筆者が長時間つい見入ってしまうのは、海のギャングとも呼ばれる「ウツボ」です。

なぜ人はウツボに魅了されるのか?

 毒はないそうですが、鋭い歯と強いあごが特徴。鋭い眼光や極太のヘビのような見た目から「ちょっと不気味」「何だか怖そう」と言われることも少なくなかったウツボですが、最近はじわじわ人気が広がっているようなのです。

ウツボが見られるマクセルアクアパーク品川(画像:あんちゃん)



 東京都外の水族館の話になってしまいますが、新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は2020年7月、公式ツイッターで「何か最近、ウツボが人気……」というつぶやきとともにウツボのぬいぐるみ商品の画像をアップ。1.5万いいねが寄せられました。

 仙台うみの杜水族館(仙台市)も2021年3月のブログで「(来観客から)『ウツボはいますか?』と聞かれたり、『かわいい!』など言われることが非常に増え」ていると喜びの報告をしています。

 ウツボについ見とれてしまう筆者も、あらためてウツボの魅力について考えてみました。

 ほかの魚たちとほとんど群れず、たいてい水槽の底のあたりで静止している一匹オオカミ感。一見怖そうな顔をしているのに、真横から見ると少しほほ笑んでいるように見えなくもない、小さくつぶらな瞳。ときどきしか見られない、ウネウネとしたダイナミックな泳ぎのレア感。

 特に、水槽の底でひとり(1匹)たたずむ姿は、人付き合いに悩んだり組織や社会の中で孤独感を感じることもある現代人の心に、優しく寄り添ってくれるように思えてなりません。

 ウツボ人気は、今後ますます高まっていくのではないかと個人的に考えています。

2. 池袋「サンシャイン水族館」

 さて、気を取り直して水族館の紹介に戻ります。

 続いて紹介するのは、JRや東京メトロなど複数路線からアクセス可能な池袋にある「サンシャイン水族館」(豊島区東池袋)。その名の通り、サンシャインシティ内にある水族館です。

 高層ビルに囲まれた水族館は、まさに都会のオアシス。館内ではクラゲやアシカ、アザラシといった水族館ではおなじみの生き物たちだけでなく、ヤドクガエルやダイオウグソクムシなど見た目が特徴的な生き物もたくさん展示されています。

まるで空を飛んでいるかのようなペンギンが見られるサンシャイン水族館(画像:あんちゃん)



 また「天空のペンギン」と名付けられた水槽では、高層ビルをバックにまるでペンギンが空を飛んでいるかのような光景を目にすることができます。

 ビルの屋上という都会ならではの立地を活かした展示が、きっとあなたの心をわしづかみにすることでしょう。

3. 江戸川区「葛西臨海水族園」

 三つめの水族館は、JR葛西臨海公園駅から徒歩5分の場所にある「葛西臨海水族園」(江戸川区臨海町)です。

 この水族館の最大の魅力は、なんといってもクロマグロ。ドーナツ型の大水槽の中で悠々と泳ぐ姿に、思わず圧倒されることはず。

悠々と泳ぐクロマグロがみられる葛西臨海水族園(画像:あんちゃん)



 水槽内を曲がる際に減速するため、普段は隠している腹ビレが出るのを間近で観察できるのも水族館ならでは。東京湾に生息する生き物や海鳥を展示するエリアもあり、たくさんの種類の生き物に触れることができます。

 他にも外の展示スペースにはかわいらしいペンギンやタンチョウヅルもいて、のびのびと生活している様子を見ることができるでしょう。さらに隣接する公園にも訪れれば、1日じゅうじっくり楽しむことができます。

4. 品川区「しながわ水族館」

 続いては、京急大森海岸駅から徒歩5分の「しながわ水族館」(品川区勝島)をご紹介。

 ここでは、東京湾や品川の海に生息する生き物たちを展示しており、普段はあまり意識しない都会の海について知ることができます。

 アザラシのトンネル水槽では、愛嬌あるゴマフアザラシたちがあなたのすぐ目の前まで来てくれて、愛くるしいその表情に癒やされるはず。

しながわ水族館の愛くるしいイルカ(画像:あんちゃん)



 さらに大都心にもかかわらずイルカショーも開かれていて、他の水族館よりも近い距離でイルカたちのダイナミックなパフォーマンスを楽しむことができます。

 地域の人に愛されるアットホームな水族館。あなたも海の生き物たちにならって、のんびりゆったり過ごしてみませんか。

5. 墨田区「すみだ水族館」

 最後に紹介するのは、東京スカイツリーの真下にある「すみだ水族館」(墨田区押上)です。

 海と隣接していないこの場所で人工海水を使い、生き物たちを飼育しています。マゼランペンギンのいるプールはとても大きく、ペンギンと同じ目線や上から悠々と泳ぐ姿を観察することができるでしょう。

 さらにこちらの水族館で飼育されているペンギンたちは、1羽ごとに名前が付けられているのも注目ポイント。気になるペンギンを見つけたら、名前を覚えるとより愛着が湧くかもしれません。

 また飼育員との距離が近いのも魅力のひとつ。餌をあげている飼育員がいたら、ぜひ声を掛けてみて。あなたが水槽を見ていて気になった生き物たちの疑問に答えてくれるはずです。

都内の水族館で涼を感じてみよう

 東京都内の水族館はアクセスもよく、気軽に訪れることができるのが魅力です。目の前に広がる大きな水槽をただぼんやり眺めているだけでも、ひんやり涼しさを感じることができ、暑くなるこれからの季節は特に、すっきりリフレッシュできるでしょう。

 感染対策に気を付けながら、また海の生き物たちに会いに水族館へ足を運びたいものです。ウツボだけでなく、あなたのお気に入りの生き物を見つけてみてください。


【画像ギャラリー】なぜ人気? さまざまなウツボを見る(5枚)

画像ギャラリー

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