街歩きや散歩で大切なことはすべてNHK『たんけんぼくのまち』が教えてくれた
2021年4月17日
ライフ1984年から1992年まで放送されたNHKの社会科番組『たんけんぼくのまち』。同番組がうったえた「自分で調べること」の大切さについて、フリーライターの猫柳蓮さんが持論を展開します。
大人にも人気の『コノマチ☆リサーチ』
NHK Eテレの小学校3年生向け社会科番組は、2021年も『コノマチ☆リサーチ』です。この番組は2017年以来放送されており、個人的にはEテレがそろそろ新作を投入するかと期待していましたが、すべて再放送となる予定です。
この番組は架空の街・民奈野市(みんなのし)を舞台に、売れない漫画家のハジメと宇宙人のズビが「まちのひみつ」を調べるという内容です。主人公のハジメ役はイラストレーターの岸田メルさん。
岸田さんはアニメやゲーム関連の作品で人気でしたが、この番組以降、イラストだけでなく演技もうまいとい新たな評価を得ています。ちなみに民奈野市のロケ地は都内のほか、埼玉、神奈川、静岡、山梨となっています。
そんな『コノマチ☆リサーチ』ですが、子どもだけでなく40歳前後の大人からも圧倒的な支持を集めています。その理由は、「まち」を調べてイラストでまとめる『たんけんぼくのまち』の流れを採用しているからです。
『たんけんぼくのまち』は1984年スタート
『たんけんぼくのまち』は1984(昭和59)年から1992(平成4)年まで放送された、同じく小学校3年生向けの社会科の番組です。

その内容は、将来は自分の店を持つことを目指して修業している主人公・チョーさんが、仕事の合間に「まち」を探検して「たんけん地図」をまとめるというもの。
チョーさんを演じる長島雄一さんは、この番組で一躍子どもたちの人気者になり、現在は芸名をチョーに改名。『コノマチ☆リサーチ』にも何度もゲスト出演しています。
『たんけんぼくのまち』は、2009年には新作「今、よみがえる!たんけんぼくのまち」が放送されたり、DVDが発売されたりして、現在でも人気の作品です。
その魅力はなんといっても、チョーさんが仕事の途中に出会った素朴な疑問を謎解きしていくことです。
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