コロナ禍で「サンシャイン60通り」閉店ラッシュ 池袋のゴーストタウン化説は本当か?
2021年2月8日
お出かけ東京を代表する繁華街のひとつ「池袋」。そんな池袋のサンシャイン60通りで店舗の閉店が相次いでいます。池袋は今後ゴーストタウンになってしまうのでしょうか。フリーライターの山本肇さんが歩きました。
コロナ禍が直撃したサンシャイン通り
コロナ禍の影響で、都内で飲食店・小売店の閉店が相次いでいます。営業時間短縮の要請に従ったことによる補助金(1日6万円)を手にして「逆に喜んでいる店がある」という指摘もありますが、そのような例はごくわずかです。
繁華街、特に銀座や六本木などの家賃が高いエリアや、外国人観光客をメイン客としてきたエリアは厳しい状況に置かれています。
そんななか、いよいよ危機的状況にあるとされるのが東京有数の繁華街・池袋です。
夜の池袋では多くの飲食店が20時以降の営業自粛に従い、歩く人もさほど多くありません。その一方、営業を継続している店舗に客がひっきりなしに訪れるという光景も見られます。
そんな池袋でもとりわけコロナ禍での被害が大きいと危惧されているのが、サンシャイン60通りです。

サンシャイン60通りは家電量販店や映画館、ゲームセンター、アニメショップなどが並ぶ場所として知られています。しかし、2020年8月に人気店だったゲームセンター「プロジェクトアドアーズ池袋」が閉店したのを皮切りに、周辺の閉店ラッシュが始まっているのです。
象徴的なのは、長らく店舗を構えてきた「松屋 池袋サンシャイン通り店」の閉店です。さらに池袋西口店と東池袋店も閉店。どのような時代でも客足の絶えることがなかった牛丼チェーンだけに、衝撃的な出来事でした。さらに駅西口周辺ではビル屋上の看板広告が白紙になっているところも出始めています。
池袋はゴーストタウンになってしまうのでしょうか。報道やネット情報だけを見ていると、あたかも人がうせたかのような印象を受けますが、実際は正しくありません。
NHKが提供する「東京都内 人出の増減マップ」を見ると、緊急事態宣言(2020年4月6日)前との比較で、池袋駅周辺はむしろ12.5%増(2021年2月5日時点)となっています。
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