突っ張り棒が「再配達問題」を解決? 都内マンションで実験中、いったいどうやって?

2018年12月18日

ライフ
ULM編集部

物流系ITベンチャー「Yper」が、宅配ボックスのないオートロック付きマンションで発生している再配達問題の解決に取り組んでいます。


受取人不在、配送員が建物に入れず

 防犯上、一人暮らしの女性にとって頼もしいオートロック付きマンション。そのようなオートロック付きマンションで、現在あることが問題になっています。それは宅配便の再配達です。

深刻な再配達問題(画像:画像AC)

 通販サイトやフリマアプリの利用拡大で、EC(電子商取引)の浸透がこれまで以上に進むなか、国土交通省が2018年6月に発表したデータによると、都市部での宅配便の再配達率は約16%に及ぶといいます。

 そんななか、近年特に問題になっているのが、宅配ボックスのないオートロック付きマンションの存在です。その理由は、受取人が不在の場合、配送員が建物の内部に入れず、荷物がすべて再配達になってしまうためです。

 このような問題を解決すべく、物流系ITベンチャー「Yper(イーパー)」(渋谷区神宮前)が2018年10月から、都内のマンションでユニークな実験を行っています。いったい何を行っているのでしょうか。

アプリとバッグの連携で再配達を解決

 Yperが行っているのは、オートロック付きマンション専用の宅配ボックスを使った実験です。実験には、同社が提供する荷物管理アプリ「OKIPPA(オキッパ)」と、同アプリ連動の置き配バッグ「OKIPPAバッグ」を使っています。

OKIPPAバッグを購入すると、バッグのほか、専用ロックや内鍵、専用バンドなど計7点が送られくる(画像:Yper)

 OKIPPAは、指定のネット通販サイト(Amazonと楽天、ZOZOTOWN、ユニクロ)を使って買い物をして、荷物が届くと配達完了を知らせるアプリで、不在の場合はアプリを使って、簡単に再配達を依頼することができます。

空きスペースに置かれた簡易スタンドの様子(画像:Yper)

 置き配とは、配送員が受取人に顔を合わせることなく、建物の指定の位置に配送物を置く配達方法のこと。受取人は、マンションの空きスペースに置かれた、突っ張り棒を改修した簡易スタンドにOKIPPAバッグを取り付け、OKIPPAを自身のスマートフォンにダウンロードします。

宅配ボックス取り付けに立ちはだかる壁


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