銀座、有楽町、日本橋……都内の「アンテナショップ」が東京駅付近に集中しているワケ
2020年9月4日
お出かけ東京で人気のアンテナショップはなぜか、その多くが銀座や有楽町など、東京駅から近距離のエリアに集中しています。いったいなぜでしょうか。近年の動向も含め、文殊リサーチワークスの中村圭さんが解説します。
今やさまざまな人が楽しめる体験型店舗に
2020年の夏休みは新型コロナウイルス感染の第2波が到来し、帰省や遠出の旅行を自粛する人が多くなりました。
そんななか、都内に居ながら地方の食品や伝統工芸品を購入できるアンテナショップに人気が集まりました。
アンテナショップは主に地方自治体が街のプロモーションの一環として運営しているもので、
・北海道どさんこプラザ有楽町店(千代田区有楽町)
・かごしま遊楽館(同)
・銀座わしたショップ本店(沖縄県のアンテナショップ。中央区銀座)
・いわて銀河プラザ(同)
・IBARAKI sense(同)
・TAU -ひろしまブランドショップ-(同)
・まるごと高知(同)
・銀座熊本館(同)
・日本橋ふくしま館-MIDETTE(同区日本橋)
・三重テラス(同)
・とっとり・おかやま新橋館(港区新橋)
などがあります。
現在のアンテナショップは主に1990年代にオープンしたものですが、2010年代に入ると地域の食文化への関心が高まるなかで、情報番組や情報誌に取り上げられるようになり、若い女性や中高年層を中心にプチブームとなりました。

運営自治体は都心におけるアンテナショップのプロモーション効果が大きいと考え、その後新たに出店したり、内容を拡充すべくリニューアルしたりした施設が多く見られます。
地元の食が楽しめるレストランやイートインコーナー、地酒の試飲カウンターなど、特に食の体験要素が重視されて次々に導入。さらにトークショーなどのイベントやワークショップを開催するところもあり(現在はコロナにより休止)、今やさまざまな人が楽しめる体験型店舗となっています。
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