コロナ禍で外国人観光客「ほぼゼロ」の今夏、都内の「免税店」は一体どうなっているのか?
2020年8月21日
お出かけ新型コロナウイルス感染拡大で、インバウンド需要を狙った都内の免税店は現在どのようになっているのでしょうか。都市商業研究所の若杉優貴さんが解説します。
秋葉原「ラオックス」は早くも「日本人向け」に
近年、インバウンド(訪日外国人客)需要の高まりから、都内各地でさまざまな「免税店」を見かけるようになりました。しかし、そうした免税店は新型コロナウイルスの感染拡大による外国人観光客の減少で危機的状況に陥っています。
都内の免税店は一体どうなっているのか――。実際に店舗へと足を運んでみました。
まずは今や免税店の「代名詞」となったラオックスの本店「ラオックス 秋葉原本店」(千代田区外神田)へ。

ラオックスはかつて首都圏各地に展開する大手家電量販店でしたが、2009(平成21)年6月に羅怡文(ら いぶん)氏が経営する中国大手家電量販店「蘇寧電器(現・蘇寧易購)」傘下となり、免税店へ転換。
秋葉原駅からすぐの場所にある本店に、中国人観光客が「爆買い」に訪れる光景は多くのメディアで報道されました。
秋葉原駅を降りてラオックス秋葉原本店に着くと、その印象は「コロナ前」と一変。「閑散としている」などではなく、店頭の雰囲気自体が大きく変わっているのです。
ラオックスの担当者によると、秋葉原本店は8月始めに改装を終えたばかり。全面リニューアルにより、ラオックス本館は大部分が、免税店から同社のホビー専門売り場「アソビットシティ」業態へと生まれ変わっていました。
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