外国人観光客の受入れ開始で混むのはどこ?今のうちに行っとくべき人気スポット

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外国人観光客の受入れ開始で混むのはどこ?今のうちに行っとくべき人気スポット

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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東京は訪日外国人旅行客に人気の高い都市の一つです。今後混雑が予想される、今のうちに行っておきたい都内で人気の定番スポットと日本人にはあまり馴染みがないかもしれない穴場スポットを、旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが紹介します。

東京は現在も外国人旅行客に根強い人気を誇る

 東京は、訪日外国人旅行客に人気の高い都市の1つ。最近は外国人観光客の一部受入再開で、海外で訪日ツアーの申し込みが殺到しているとの報道もあります。入国制限緩和が進むと、訪日外国人旅行客で主な観光スポットが再び混雑することは間違いないでしょう。

 コロナが収束しきっていない今、混雑する場所に足を運ぶのは、誰しもできれば避けたいところ。現在まだ外国人旅行客が本格的に入国できないため、「行くなら今のうち」です。

 訪日外国人旅行客に人気だった東京・その他首都圏の場所は、いったいどこだったのでしょうか。中には、ほとんどの日本人すら知らないようなマニアックな場所も。改めて外国人旅行客に人気だった場所やその魅力などを、旅のプロが厳選して紹介します。

まずは海外で「定番」の東京23区にある人気観光スポットは?

 海外で、観光スポットをまず調べるのによく利用されているWebサイトが「トリップアドバイザー」(TripAdviser)です。「人気のある東京23区の観光スポット」を見ると、ベスト5は以下の通り。

1位 明治神宮
2位 新宿御苑
3位 よみうりランド
4位 浅草エリア
5位 江戸東京博物館

TripAdviserによる2022年東京23区で絶対に外さないおすすめ観光スポット1位の 明治神宮(画像:photo AC)



 これに続くのが「上野恩賜公園」「東京国立博物館」「銀座歓楽街」「サムライ ミュージアム」「浅草寺」「東京スカイツリー」「お台場エリア」「森美術館」「東京タワー」「東京都庁」でした。

 このランキングから分かるのが、日本らしい寺社がまず人気であることがわかります。東京都心を一望できる東京タワーや東京スカイツリーなどの眺望スポットも人気。エリア別には「浅草」「銀座」が2大人気と言えるほど、コロナ前は外国人旅行客の姿を多く見かけた場所です。

東京随一のSNS映えやグルメスポットは外国人旅行客に人気

 ランキング上位ではありませんが、外国人旅行客に人気が高かった場所も多くありました。

 その1つが、「渋谷スクランブル交差点」です。青信号で一斉に多くの人々が横断する様子はSNS映えすると、隣接するビルにあるカフェの窓側席に陣取って撮影する人も。日本の人口密度が高いのを象徴するような場所でもあります。コロナ禍で過去の画像を投稿して懐かしむ外国人も多く見かけ、訪日客の受け入れが再開すれば訪れたいスポットとして再び人気になることが考えられます。

渋谷スクランブル交差点(画像:photo AC)

 また、「秋葉原」も、外国人に人気が高いスポット。日本のアニメやマンガは世界で高い人気を誇ります。加えて、秋葉原といえば家電や電化製品も多く販売されている場所。日本ならではの「メイドカフェ」も人気です。昨今の円安もあり、一大ショッピングエリアとも言えそうです。

 築地から移転した「豊洲市場」にも、外国人旅行客が今後多く訪れるかも。早朝のセリ見学、市場内の飲食店での海鮮丼やお寿司など魅力満載。セリ見学は抽選制となっており、飲食店も今よりさらに混雑するでしょう。また、昔からあって交通アクセスもいい「築地場外市場」も根強い人気を誇ります。

意外な場所にも外国人! 日本人が改めて知る東京の穴場スポット

 「えっ、こんな場所にも」というところに外国人を見かけた経験がある人もいるかもしれません。旅行客のほうが行く前によく調べ、よく知っていることも。

 世田谷区の小田急電鉄小田原線、豪徳寺駅。その駅名にもある「豪徳寺」は、日本人より外国人に人気といっても過言ではありません。寺の境内に数えきれないほどの招き猫が奉納されている様子が、外国人にも圧巻なのでしょう。駅周辺には店の招き猫が飾られている、猫のイラストが各所で見られるなど、猫好きにはたまらない場所です。ぶらっと街歩きも楽しいので、混む前にぜひ。

豪徳寺の招き猫(画像:photo AC)

 都民にもディープな場所として知られる「新宿ゴールデン街」も、実は外国人旅行客に人気。200軒以上の居酒屋やバーなどが軒を連ねています。かつては文化人が集う場所であり、高層ビルの立ち並ぶ洗練された空間から取り残されたかのような裏路地の雰囲気が良いのでしょう。

 東京の下町を体験するならと、近年よく紹介されているのが「谷根千」エリアです。谷中、千駄木、根津の頭文字を組み合わせたこのエリアも、かつて文化人に愛された場所でした。特に、日暮里駅から続く「谷中銀座」とその手前にある「夕やけだんだん」と呼ばれる階段、そして猫という組み合わせは定番の撮影スポット。のんびりした雰囲気が感じられます。

地元民と旅行者がお互い気分よく過ごすためにも・・・

 ほかにも、都内で予約が取りづらいレストラン、今も混雑しがちなカフェなどは、できれば早々に足を運んでおいたほうが良いでしょう。それに加え、外国人旅行客が増えると、文化や慣習が違うため、マナーの問題がどうしても出るのは致し方ないところ。お互い気持ちよく過ごすためにも、混雑は避けるのがまずベストと言えます。

※2024年2月13日情報修正

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