西新宿、東池袋……都内「新築マンション」は巨大ターミナル駅の「隣駅」がズバリ狙い目なワケ
2020年8月1日
ライフ「一生に一度の買い物」と言われる住宅探し。そんななか、都内で「狙い目」な場所はどこなのでしょうか。住宅評論家の櫻井幸雄さんが解説します。
ターミナル隣接駅にマンションが多い理由
「便利な場所」は、いつの時代も「そこに住みたい!」という憧れを集めます。
JR山手線のビッグターミナル駅、例えば東京駅や品川駅、渋谷駅、新宿駅、池袋駅の近くに住めば、通勤、通学に便利ですし、デパートをはじめとした買い物施設が豊富。毎日の生活がしやすく、楽しいものになるでしょう。

でも、現実的には無理です。
東京、品川、渋谷、新宿、池袋の各駅で駅から徒歩3分以内のマンションは、今後新たに出ることはまずありません。昭和期に建設されたマンションの建て替えが発生すれば、実現するでしょう。
しかし、新築マンションを新たに建設するのは現実的に不可能です。というのも、現在、ビッグターミナル駅の駅周辺は「業務専用地域」に指定されるのが普通だからです。
業務専用地域とは、オフィスや商業施設、ホテル、公共機関など多くの人が利用する施設の場所と定めるもので、住居の建設は認められません。
ビッグターミナル駅周辺は、公共性の高い場所。多くの人が活用すべき場所なので、商業施設やホテル、オフィス、公共施設として活用するのがふさわしいと考えられているわけです。
そこで、マンション建設は、その隣接駅に集中することになります。
ビッグターミナル駅の隣駅で、駅名に「東西南北」が付く場所……代表的な場所が新宿駅の隣の丸ノ内線「西新宿駅」、そして池袋の隣駅の有楽町線「東池袋駅」です。
西新宿駅周辺まで行くと急にマンションが増えるのは、そのためです。大きな通りから一歩奥に入っても、超高層のマンション、中層・高層のマンションが並んでいます。
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