リポビタンDでおなじみ「大正製薬」が表参道のど真ん中に緑あふれる「公園カフェ」をオープンさせた理由
東京有数のおしゃれスポット、表参道。この街のど真ん中に2020年夏、カフェ店舗を備えた公園がオープンしました。手がけたのは大正製薬。なぜ大手製薬会社が公園を? その理由を知りたくて、現地に足を運びました。
表参道交差点に現れた公園スペース
2020年夏、東京メトロ表参道駅のすぐ目の前に、カフェ店舗を備えた公園スペースがオープンしました。都心ではなかなか見掛けない、ちょっと腰を下ろしてひと息つける憩いの場。近隣で働く会社員や散歩途中の親子連れがふらりと立ち寄り、思い思いの時間を過ごしていきます。
手がけたのは、「リポビタンD」や「パブロン」でおなじみの大正製薬(豊島区高田)です。なぜ大手の製薬会社が、この場所に公園とカフェをオープンさせたのでしょうか。
地上3mの高さから眺める街の表情は
公園の名前は「RAIZIN R番地 OMOTESANDO PARK(ライジン アールバンチ オモテサンドウパーク)」。
ご存じRAIZINは同社が展開するエナジードリンクのブランド名で、現在発売中のシリーズはカフェイン・カロリー・糖類ゼロというのが特長です。この商品をPRするのが開園の主目的ですが、何も知らずに訪れても十分満喫できる空間と言えそうです。

例えば、公園の大部分を構成する階段状のスペース。気持ちの良い木製素材と芝生で組まれていて、晴れた日には思わず腰を下ろしたくなる開放感です。
17段を上り切った最上部の高さは、地上から約3.2m。植栽に囲まれたベンチに座って人や車が行き交う表参道の交差点を見下ろすと、都会の騒がしさからちょっとだけ距離を置いた心地よさと、都会のど真ん中とは思えないリラックス気分を味わえるはず。
周囲に並ぶ木製ベンチは高低差の付いた緩やかな曲線のあるデザインなので、晴れた日はこれに背中を預けてちょっとウトウトするのも気持ち良さそうです。

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