ディープな街・高円寺が「古着」「阿波踊り」で有名になったワケ
2019年5月25日
お出かけ商店街、音楽、古着屋、阿波踊り……と、多様な文化と魅力で多くの人を引きつける街、高円寺。まち探訪家の鳴海行人さんが、その成り立ちとおすすめの歩き方を紹介します。
高円寺の面白さは「裏路地」にあり
新宿からJR中央線で約10分のところに位置する「高円寺」。
「高円寺」と聞くと、音楽や古着屋や阿波踊りといった多種多様なイメージが浮かぶ人も少なくないでしょう。ユニークな店もたくさんあり、「高円寺に行けば面白いものが何かある」と思う人もそれなりにいるはずです。
そう思うと、高円寺の「コンテンツ」の多さと「引力」は、とても不思議なものに思えます。
今回はそんな高円寺の歩き方と歴史をご紹介します。

高円寺に行くとなると、まずアクセスするのはJR高円寺駅でしょう。駅には南北に出入り口があり、それぞれに駅前広場があります。そして、駅周辺には10の商店街が広がっています。
商店街で有名なのが、駅の北西にあり、ねじめ正一氏の小説で有名になった「高円寺純情商店街」。ねじめ氏の小説では個人商店が多く書かれていましたが、今はチェーン店が多くなっています。
また、駅の南西にある「パル」はアーケード商店街になっており、こちらも駅の近くはチェーン店が目立ちます。
高円寺駅前で目立つのはこのふたつの商店街なので、JR高円寺駅から降りてのこれらの商店街を少し覗いても「あれ? 意外と普通の街だな……」と思う人は少なくないと思います。
しかし、高円寺の本当の面白さは、「駅前」から少し離れたエリアにあるのです 。
おすすめ

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画