【東京出身タレント名鑑】真の正統派女優・波瑠(足立区)に一切アンチがいないワケ
多くの俳優やアーティスト、タレントたちを輩出してきた街・東京。そんな東京出身の有名人にスポットを当てて、その人柄や魅力に迫ります。今回紹介するのは、女優として目覚ましい活躍を続ける波瑠さんです。チューリップ咲き乱れる足立区出身 さわやかなショートヘアーがトレードマークの女優、波瑠さん。2021年6月21日(月)にスタートした月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)で主演を務め、その存在感はいよいよ増すばかりです。 女優の波瑠さん。立て続けにドラマ出演を果たしているほか、CMやラジオなどでも活躍中(画像:エフエム東京) 30歳の誕生日を迎えたばかりの波瑠さんですが、独特の透明感や清潔感は芸能界で唯一無二と言っても過言ではありません。 今でこそ女優としての実績でよく知られる波瑠さんですが、かつてはティーン向け雑誌『Seventeen』の人気モデルだったことをご存じでしょうか。 黒いロングヘアをなびかせ、キリッとした表情で表紙を飾る姿は、同世代の女の子の憧れの的でした。 その後、雑誌『non-no』へ移籍すると、すっかり定番となったショートヘアを初披露。強めのメイクから柔らかいメイクへ変えるなど、雑誌や時代に合わせて柔軟に進化する姿を見せてきました。 大手スポーツ紙スポーツニッポン(スポニチ)のサイトなどによると、波瑠さんは1991(平成3)年6月17日生まれの足立区出身。区の「成人の日の集い」で新成人に向けたビデオレターが上映されたこともあります。 同区は23区の最北端に位置し、面積はおよそ53.25平方キロメートル。人口は約69万1000人(令和3年6月1日時点)です。 ビートたけしさんらも輩出した足立区ビートたけしさんらも輩出した足立区 足立区の木はサクラ、区の花はチューリップであり、区内各所にソメイヨシノやチューリップが咲く公園が点在。ビートたけしさんや雛形あきこさんなど、数々の著名人を輩出しています。 波瑠さんの出身地である足立区(画像:(C)Google) そんな足立区出身の波瑠さんですが、女優としてのデビューは2006(平成18)年、当時15歳。 デビューは早めでしたが、セリフのないワンシーンのみの撮影が続くなど、下積み時代は長かったようです。そこから誰もが知る女優になった理由を、波瑠さんのキャリアを振り返りつつ探っていきたいと思います。 新垣結衣の親友役を演じたことも 波瑠さんが芸能界に興味を持ったのは中学1年生の頃。当時学校があまり楽しくなかったと語る波瑠さんは「学校に行かなくていい正当な理由が欲しかった」と、自らオーディションへ応募。 2006年にWOWOWドラマ『対岸の彼女』で女優デビュー。翌年には映画『恋空』に出演し、新垣結衣さんの親友役を務めます。 コンスタントに映画に出続けるものの、希望するオーディションにはなかなか合格できず、ほんのわずかな役を引き受ける時期もありました。 2008年に出演した『リアル鬼ごっこ』では、冒頭で電車にはねられて亡くなってしまう役を演じるなど、セリフもほとんどない脇役が続く下積み時代を過ごしました。 雑誌Seventeenの専属モデルに雑誌Seventeenの専属モデルに 2007(平成19)年、雑誌『Seventeen』の専属モデルになった波瑠さんは、「クールな姉御キャラ」で、同世代の女の子から大きな支持を得ることになります。 黒髪のロングヘアと強めなギャル風メイクで誰とも被らない魅力を発揮しますが、本人は「表紙に出たい! とか、競争には興味がなかった」とあくまでマイペース。 女優としての仕事も増えつつあったため「気持ちをどこに向けていいか分からなかった」と話しています(2018年2月2日配信『毎日キレイ』インタビュー記事参照)。 そんな中でも『Seventeen』の表紙を7回担当するなど人気はおとろえず、2012年に雑誌『non-no』へ移籍後も、2015年まで専属モデルとして人気を博していきます。 転機は朝ドラのヒロイン いくつものオーディションを受け、200連敗くらいしていたと明かしている波瑠さん。 しかし2015年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン役に2500人以上の応募の中から見事抜てきされ、大きな転機を迎えることになります。 朝ドラ『あさが来た』に主演。同作は人気ランキング1位に輝いた(画像:写真AC) 波瑠さんが演じたのは、日本で初めて女子大学設立に尽力した白岡あさ。その正義感が強く好奇心旺盛な姿は、波瑠さんのハマり役となりました。 同作の平均視聴率は、21世紀に放送された朝ドラで最高の23.5%を記録。 視聴者が選ぶ朝ドラのランキングを発表する『朝ドラ100作!全部見せますスペシャル~歴代ヒロインがチコちゃんに叱られる!?』(NHK総合)で第1位に輝くなど、この役を通じ、大きな注目を得ることになります。 さまざまな役柄への抜てきが続くさまざまな役柄への抜てきが続く 本格的にブレイクした波瑠さんは、2016年『世界一難しい恋』(日本テレビ系)でヒロイン役を好演。同年の『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジ)では新人刑事役を熱演するなど、女優としての地位を確立していきました。 2017年『あなたのことはそれほど』(TBSテレビ系)では、今までの快活でさわやかなイメージとは一変、禁じられた恋に溺れる悪女役で、新たな一面を見せつけます。 その後も、2018年『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日テレ)、2019年『G線上のあなたと私』(TBS)といった話題作に立て続けに出演しました。 2020年に主演を務めた『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(日テレ)も記憶に新しく、今や“主演女優”の地位を確固たるものにしています そんな彼女は同年10月、自身のインスタグラムでロングヘアの画像を披露。 ファンからは「何時間でも見ていられるほどかわいい!」「ロングの波瑠さんも好き!」といったコメントが寄せられるなど、大いに反響を呼びました。 ショートヘアでボーイッシュなイメージが強い波瑠さんですが、ロングヘアは大人っぽく女性らしい魅力が強調されて、新たにファンになったという人も少なくなかったようです。 サッパリした自然体、老若男女が支持サッパリした自然体、老若男女が支持「飾らない性格」と、業界内でも極めて評判の高い波瑠さん。脇役から主演までそのとき求められる役柄に合わせて柔軟に変化してきた一方で、どんな人物を演じてもその透明感がにごることはありません。 そして何といっても、そのサッパリとした自然体な姿。媚びを感じさせない真っ直ぐな人柄は演技を通しても垣間見え、老若男女を問わず幅広い多くの視聴者を魅了し続けています。 さまざまなジャンルのCMに多数起用されているのも納得です。 波瑠さんの出身地・足立区の花チューリップ(画像:写真AC) チューリップが区の花である、足立区で生まれ育った波瑠さん。ビートたけしさんと並ぶ「足立区出身の大御所」と呼ばれる日も近いでしょう。 色合いによって花言葉を変えるチューリップのように、これからもさまざまな姿を披露してくれるはず。波瑠さんの今後のさらなる活躍が楽しみです。
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