誰でも知ってる東京「山の手」「下町」、でも肝心の境界線はどこにある?
2020年6月28日
知る!TOKYOしばしば話題となる東京の「山の手」と「下町」。そもそもこのふたつの境界はどこなのでしょうか。ルポライターの昼間たかしさんが解説します。
「山の手」とは? 「下町」とは?
東京を語る上で欠かせない「山の手」と「下町」の呼称ですが、このふたつのエリアは具体的にどこを指しているのでしょうか。
どこからが山の手で、どこからが下町なのかを東京に住む人たちに聞いてみると、答えはバラバラです。

ある人は世田谷区や杉並区を山の手といい、ある人は江東区の深川あたりや葛飾区あたりを下町といいます。とりわけ自ら下町を自称している地域もあるわけですが、ほんとにそうなのかイマイチよくわかりません。
なんとなくお金持ちが多そうな地域を山の手、庶民が住んでいそうな地域を下町と呼んでいる具合です。
地元紙のエリア分けによると……
東京の地元紙『東京新聞』は、地域面を「都心版」「山手版」「したまち版」に分けて発行しています。ここでのエリア分けは、次のとおりです。

・都心版:千代田区、中央区、港区、新宿区、品川区、大田区
・山手版:目黒区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、板橋区、練馬区、北区
・したまち版:台東区、墨田区、江東区、荒川区、文京区、足立区、葛飾区、江戸川区
庶民が住んでいそうな板橋区や北区が山手版になっているところを見ると、山の手と下町切り分けには明確な定義がないのでしょうか。

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