かつて年収「90万円台」 税金・年金すら払えなかった私が気づいた本当に賢いお金の使い方【連載】大原扁理のトーキョー知恵の和(8)
2020年6月28日
ライフ何とは言えないのだけど何となく息苦しい。そんな気持ちでいる人へ、東京で週休5日・年収90万円台という「隠居生活」を実践した大原扁理さんに生き方のヒントを尋ねる企画「トーキョー知恵の和」。今回のテーマは「東京と『納税』」です。
東京「隠居生活」の税金・年金事情
毎月の給料から引かれる、所得税や住民税、年金、保険料。総支給額と比べて実際の手取り額が少ないことに、給与明細を見ながら思わずため息をついた経験はありませんか? 東京で週休5日・年収90万円という「隠居生活」を実践した大原扁理(おおはら・へんり)さんは、こうした税金・年金についてどう考えているのでしょう。(構成:ULM編集部)
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私は25歳から約6年間、東京で「隠居」をしていました。なるべく働かず、消費も抑え、社会とのかかわりを最低限にして生活する、といった感じです。具体的な数字で言うと、週に2日だけ働き、年収は100万円以下。
個人的にはとても充実して、楽しい時間でしたが、いいところもそうでないところもあるし、他人にすすめるつもりはありません。
でも、もしそういう生活をしてみたいという人がいたら、一番気になることのひとつが、「その間の税金や年金はどうしてるの?」ということだと思います。
私は東京で暮らしていた間は、収入が低すぎて所得税・住民税は発生せず、年金も免除になっていました。
大まかに言って、所得税は年収103万円、住民税は年収100万円以下だと非課税になります。年金は、収入が低い場合は申請をすると、年金事務所の審査によって、全額~4分の1の免除が認められます(免除申請が通ると、10年後まで追納が可能)。

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