ヌルヌルな軟水使った銭湯でひとっ風呂浴びたら、東日暮里でタマネギ山盛りの鳥皮ポン酢を堪能しちゃう 日暮里【連載】新!東京湯巡り、徘徊酒(11)
2020年6月16日
お出かけ昔ながらの銭湯でひとっ風呂浴びたら、歩いてなじみの居酒屋へ――。銭湯巡りと飲み屋歩きをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的な銭湯と居酒屋のハシゴ歩きへお連れします。第11回は、荒川区の東日暮里からスタートです。
サイコーな高濃度炭酸泉
JR日暮里駅っつうと、いやはや昔の面影がこれっぽちも残っていない駅前にちょいとビックリ。でも駅近くにはいいお風呂屋さんがあってホッとさせられます。
とはいえ、当然のことですが2015年の春にリニューアルされてキレイな銭湯になっております。駅から歩いて3分、何となく昔の町の名残がある裏道にこの「日暮里 斎藤湯」(荒川区東日暮里)がドーンとあって、サクッと入ります。
券売機で大人470円のチケットを買ってフロントへ。このご時世、ビニールで防御されてますな。脱衣場で100円戻りのロッカーに荷物と服を押し込んで、さて洗い場へ。
ふーん、いろいろありますよ。私の大好きな高濃度炭酸泉にシルキーの露天風呂も。それにしても静かです。そういえば今はペチャクチャおしゃべりはご法度なんですな。
たまたまなのか、若い2~3組ってのがいないのでスッゴク静かです。会話は無いけど、あい変わらずバシャバシャと騒がしいオヤジが、まぁどこにでもいますが。
体と頭を洗っていると、いやぁ何これ! メチャメチャ軟水じゃーん! 全然泡が落ちません。顔も体もヌルヌル! でも肌にいいんだよなぁこれって。
まぁ何とか洗い落として、さてまずは大好きな高濃度炭酸泉の浴槽へズブズブ。
あ~この感じタマラン」のぉ! タップリブ味わってから、お次はシルキーの露天風呂へ。これがまた白くて妙にお得意感がありますなぁ。
でもって何々? ジェットやブクブクのある美人の湯? おぉっとこれも軟水仕様ってか。それにしても清楚(せいそ)感がある浴槽ですよ。
昔の銭湯風の富士山の絵とかは無いけど、あっあったあった、カラン(蛇口)を仕切る小さな壁に描かれておりました。ホッ。
そういえばここ、水風呂はあるのにサウナが無いねぇ。でもオヤジたちの中にはたまに水風呂に入ったりしてんだよねぇ、意外に。みんな気合入ってるなぁ。そんなわけで、堪能させていただきました。
さて銭湯を出て、何となく遠回りをして居酒屋さんを物色しつつ歩いてっと、見つけましたよ、高濃度炭酸泉じゃなかった、ディープな雰囲気の居酒屋さんを。店名は「やじろう」です。

残念ながらタバコは外でというわけで禁煙ですが、なかなか良さげな店内。
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