足立区の路地裏にある小さな「ベンガル料理店」がコロナ禍でもつぶれなかったワケ
2020年6月13日
知る!TOKYO足立区の西新井大師近くにある小さな西ベンガル料理店「エパレット」。同店は緊急事態宣言下の厳しい状況を乗り切り、現在元気に営業中。いったいなぜでしょうか。文教大学国際学部准教授の清水麻帆さんが解説します。
住宅街にある西ベンガル料理店
東京メトロ日比谷線と半蔵門線から直通の東武スカイツリーラインの西新井駅から、「関東の高野山」と呼ばれている通称・西新井大師(総持寺)の方へ向かう住宅街の一角にインド・西ベンガル料理店「エパレット」(足立区西新井本町)があります。

この店を目指さない限りは気づかない裏路地の住宅街の中にあります。シェフはベンガル出身のカンさんで、一部の来店客からは「カンちゃん」と呼ばれ親しまれています。お店を切り盛りしているのはカンさんと店主の野中さんのふたりで、席数はわずか14席の小さなレストランです。
人気料理は土日に売れ切れ必至
この店の定番の人気料理はビリヤニとダルバートで、土日には売れ切れるほど。
ビリヤニは、スペインのパエリアと並ぶ「世界の炊き込みご飯」の代表のひとつです。エパレットでは、チキンとマトンが選べ、ダ-ルスープ(豆スープ)とインドの高級米「バスマティ」と一緒に頂きます。付け合わせのライタというヨーグルトは味をマイルドにしたり、コクを出したりするためのもので欠かせません。

ダルバートは、さしずめ日本の「定食」といったところでしょうか。トルカリ(カレー)、ダ-ルスープ(豆スープ)、サグ(緑の葉物野菜)、バート(バスマティライス)がそろった料理のことで、定食のように食べることもできれば、これらを混ぜて味変を楽しむこともできる一品です。
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