冷凍食品は、時短のためだけのものじゃない
世界は美味しいものにあふれています。願いが叶うのなら、より多くの種類を、より身近なもとして、より気軽に楽しみたい。
そんな希望を叶えてくれるうえに、食への探究心をますます深めてくれそうなのが、都内8店舗(2018年11月現在)とECサイトを展開する、フランス発の冷凍食品専門店「ピカール」です。
日本では「お弁当づくりに役立つもの」「忙しい時、時短のために使うもの」という印象が強い冷凍食品ですが、ヨーロッパ圏では、忙しいか否かに関わらず、楽しく暮らすため、食卓に取り入れる人が多いといいます。
そんななかピカールは、本国フランスで「好きな食品ブランドランキング」8年連続1位を獲得。イタリア、ベルギー、スウェーデン、スイスなども含め、計1000店舗以上を展開しています。
見れば見るほど迷う! めくるめく冷凍食品たち
日常的に食べるものだからこそ、遺伝子組み換えなし、化学調味料不使用など、安全性や健康面も考慮されているというピカール。フランスでのラインナップは、約1100種類にもおよびます。うち、日本の店舗には約300種類ほど陳列していますが、それでも盛りだくさんで目を見張るばかり。一端を見ていきましょう。
まずは一番人気、ヨーロッパ産の小麦とバターがたっぷりのクロワッサン。オーブンに入れて焼くだけで、初心者でもパン屋さんのような出来立てほやほやをつくれる、嬉しい一品です。
そのほかパン類には、そば粉のガレット、スモークサーモン入りのベーグル、パンケーキなどが。電子レンジやフライパンを使い、ササッと数分で調理可能なものも多いです。
カット野菜の種類も豊富で、青々としたインゲン、ブロッコリー、アスパラなどがさまざまなサイズで売られます。
チョイスや組み合わせに、フランスを感じるものも。たとえば、香味野菜「エシャロット」、キャベツのミニチュアのような「芽キャベツ」、ほくほくした食感の西洋野菜「アーティチョーク」など、見慣れない野菜たちがずらりと並びます。
スープ用として販売されている7種類の野菜ミックス(ポロネギ、にんじん、じゃがいも、いんげん、カブ、セロリ、玉ねぎ)も、ありそうでなかった組み合わせです。
温めるだけですぐに食べられる、味付けされたカット野菜も揃うほか、ピューレ状のさつまいも、かぼちゃなども充実しています。
じゃがいも加工品の幅広さもたまりません。定番のフライドポテトはもちろん、アコーディオンのように切れ目を入れて焼き上げた、スウェーデン料理の「ハッセルバックポテト」や、にんにくとタイム(ハーブ)で風味付けしたロテサリー風のものなどもあり、実に迷います。
お値段は張りますが、なんとキャビアも(6264円)。フォアグラもあれば、フォアグラを取った後の鴨肉、ロブスター、ムール貝、エスカルゴもあります。
さらには、愛らしい姿のサーモンのパイ包み焼き、一口サイズが嬉しい食前のおつまみパイなども。
もちろんデザートも! 目にも鮮やかな可愛らしいエクレアをはじめ、マカロン、パンナコッタ、ティラミス、パウンドケーキまでもが冷凍で出揃います。
見れば見るほど、どれを選んだらいいのだろうと、嬉しい悩みの沼にはまってしまいそうなピカールの商品たち。日本出店のきっかけは、日本でピカールを扱うイオンサヴール(千葉市美浜区)の社長自らが、出張した折にピカールに出会い、感動したことに始まるといいます。
「365日頼れる」社長自らの感動がスタートライン
イオンサヴールの代表取締役 小野さんは次のように話します。
「出張の折、フランスでピカールを見て、その種類の豊富さと、ひとつひとつ工夫された商品を見て感動しました。その上で、”365日、忙しい日も時間のある日も、節約したい時も特別な日も頼れる食品店”というコンセプトを聞き、これは日本でもニーズがある、と感じました」
一般的に、日本の冷凍食品市場は、有職主婦の増加や単身化などで広がったとされていますが、ピカールは、それ以外にも「食べるのが好きな人」や「料理を作るのが好きな人」を購買層に想定しているとのこと。
「たとえばかつて、パスタをはじめとするイタリア料理が、日本の家庭料理に取り込まれていったように『自分の家で気軽に楽しめる食事のジャンル』を、さらに豊かにできるのではと考えています」(小野さん)
2016年11月23日(水)に日本1号店「青山骨董通り店」をオープン。
ユーザーからは「美味しいし、見た目もかわいい」「一から作ると1日以上かかってしまう料理が、簡単にできる」「外国へ旅行したときに食べた味が、自宅で簡単に食べられる」「チーズを使った料理が美味しい」などの声が届いているといいます。
「日常の食事のなかで『我が家の定番』『我が家の常備菜』というような使い方をするお客さまも増えています。一方で、パーティーにもおもてなしにも胸を張って出せる、かつ喜ばれる商品がたくさんありますし、フルコースを楽しむことも可能です」(小野さん)
代官山店には、21席のイートインスペースも!
ピカールの都内8店舗のうち、代官山店には全21席のイートインスペースがあり、一部の商品を買ったその場で楽しむことができます。ドリンクも販売。生搾りのオレンジジュース(2玉使用250円、3玉使用300円)や、コーヒー(250円)などから選ぶことができ、食事とセット購入すると100円割引になります。
電源やWi-Fiも整備。カフェのように利用することも可能です。
食生活の彩りをさらに豊かに、幅広く、好奇心を駆り立ててくれる商品の数々。もしあなたの住む場所から行ける範囲内に実店舗があるならば、ぜひ直接商品に囲まれてみることをおすすめします。
冷凍庫でいっぱいの店内は、一見すると無機質で近未来のようでもあるのですが、一度覗き始めたら最後、旅先のスーパーで感じるような、心地よい異国の空気に包まれること請け合いです。
●冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」代官山店
・住所:東京都渋谷区代官山町17-3 代官山アドレス・プロムナード<イースト>2F
・交通アクセス:日比谷線、東急東横線「代官山駅」から徒歩1分
・営業時間:11:00~21:00 (イートインL.O.は20:30まで)
・イートイン:21席
そのほか7店舗あり。詳細は公式サイトをご覧ください。
・青山骨董通り店
・麻布十番店
・中目黒店(イートイン3席)
・品川シーサイド店
・自由が丘店
・広尾店
・神楽坂店(2018年11月15日オープン)
買い物袋はすべて有料です。以下を購入するか、エコバッグを持参する必要があります。
・ビニール袋:54円
・保冷紙袋:162円
・エコバック:322円
・折りたたみ保冷バック:627円
・大型保冷バック:843円
※掲載の情報は全て2018年11月時点のものです。