人情か利便性か、はたまた刷新か 新型コロナ禍で「駅前商店街」は今後どうなる?
2020年5月10日
知る!TOKYO現在、新型コロナ収束後の社会や経済のあり方について、さまざまな議論が行われています。今回は「商店街」という視点からそのあり方について、IKIGAIプロジェクト まちづくりアドバイザーの百瀬伸夫さんが解説します。
商店街を訪れる人が増加
現在のコロナ禍で、今後の社会や経済のあり方が問われる事態となっています。私たちが暮らす街は今後どのようになったらよいのか、今回は「商店街」という観点からひも解いてみたいと思います。
2020年4月7日(火)の緊急事態宣言以降、都内の主要繁華街から人の姿がすっかり消えました。一方、生鮮店が複数立地する近隣の商店街には、食料品を買い求める客や長引く自粛に飽きたり、運動不足を補ったりするために訪れる人が増加しています。
板橋区の駅前商店街でも、生鮮品や生活必需品を求めてスーパーマーケットやドラッグストア、100均ショップに多くの客が集まっていました。商店街は街頭アナウンスを通じて、複数人ではなく単身での来街と「3密」防止への行動を呼びかけています。

またポスターやチラシ等を作成し、不要不急の外出自粛、買い物時のマスク着用、手洗い・消毒の励行、飛沫(ひまつ)対策、ソーシャルディスタンスの確保など、感染防止への啓発を行っています。
さらに全てのイベントを中止し、セールなどの販促活動も自粛。営業時間を短縮した店舗やパチンコ店などの臨時休業店の数は、6割に上るといいます。

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