おしゃれは自分のためにすればいい――くしくも新型コロナが示した「美の効能」とは

なぜ女性は、手間や時間やお金をかけて「おしゃれ」を楽しむのか。誰のために「おしゃれ」をするのか――。それは、ほかならぬ自分自身のためだと、ライターの宮野茉莉子さんは語ります。


おしゃれが女性に与える「効能」とは

「女は灰になるまで女」という格言をご存じでしょうか。

 若さをすなわち美しさと捉えがちな日本では、年を重ねた女性が華美な服装や身だしなみをすることを冷めた目で見る風潮がいまだ根強くありますが、そうした評価は果たして他人が下せるものでしょうか。

 とりわけ女性にとって、自分自身の満足のいく服やアクセサリーを身に着けることは、想像以上に心を浮き立たせてくれるもの。そしてそれは、何歳になっても、どんな状況においても変わりません。

 筆者が今あらためて強くそう感じたのは、くしくも新型コロナウイルス感染拡大により自宅に留まることを余儀なくされたからでした。

女性は誰のためにおしゃれをするのか(画像:写真AC)



 2020年4月7日(火)、東京をはじめとする各地域への「緊急事態宣言」が発令されて以降、自宅にこもり家族以外の誰とも会わない日々が続いている人は多いでしょう。

 外出の機会がなくなれば、対外的な緊張の緩みは端的に身だしなみに表れます。

 気づけば毎日ノーメークで、適当な部屋着ばかりを着ている自分。それでも毎日は滞りなく過ぎていくのですから、おしゃれとは確かに日々の「余剰」部分で、それこそ「不要不急」の要素なのかもしれません。

 そもそも新しい服を買いに行こうにも、百貨店もショッピング施設も軒並み休業しており、せっかく買ったところで着て行く機会がない。こうしておしゃれの機会も意義も少しずつ見失っていく感覚を、筆者は「毎日がぼやけていくようだ」と感じています。

 ただそんな日々が結局良からぬ悪循環につながっていくことは、おそらく皆さんがここ何週間かで痛いほど体感している通りでしょう。

 身なりに気を遣わなくなり、次第に活力は減っていき、それでも日々は回るから、そのまま構わずやり過ごしていると、ある日すっかりしょぼくれた顔の自分を鏡の中に発見することになります。

 ほんのひと差しでもいいから日常におしゃれを、彩りを――。そう思いあぐねて目を付けたのが、筆者の場合は「ネイル」でした。

とにかく単純に、あっさりと元気をくれるもの

 2020年4月現在、在宅で仕事をしながら3人の子どもの育児中である筆者にとって、ネイルはすっかり縁遠い存在になっていたもののひとつです。マニキュアを塗る時間があるのなら、子どもにご飯を食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて……。育児経験のある女性ならきっと想像に難くないはず。

 しかしながら自宅にこもって、部屋着のまま、メークのひとつもしないで子どもたちの面倒を見つつキーボードをたたく日々にふと、「せめてこの指先に少しの彩りを取り入れられたら」とごく直感的に(ただしかなり切実に)思い立ったのです。

指先を彩ることで得られる「効能」とは(画像:写真AC)



 子どもたちがまだ小さい場合、日頃からできるおしゃれの範囲は限られています。それでも手持ちの洋服で新しいコーディネートを試みたり、ほんの少し自分の時間が作れたらショーウインドーをただ眺めるために街の売り場へ寄り道したり……。

 そうした日々の何でもない工夫が、女性にとっていかに意味のあるものだったかということを、今あらためて思い知ることになりました。

 おしゃれをしないと、毎日がぼやける。逆に言えばおしゃれは、どんな状況であれ毎日を少しだけ美しくしてくれる――。

 女性にとってそれは例えば、「いつもよりまつ毛が上がってる」だったり、「買ったばかりのお気に入りの服を着ている」だったり、「今日は新しいメークに挑戦した」だったりするのでしょう。

 ひとりめを出産して以降、自然と何も塗らなくなっていた指先を、この初夏は久しぶりに鮮やかに彩ってみたい。目に留まる色が日常に増えることは、ちょっとだけ気分を明るくしてくれるはずだから。

 そんな、理屈を超えたネイルの「効能」に、今は少しだけ頼ってみたいと思うのです。

「初心者」は何から始めたらいい?

 さて、長らくネイルに縁遠い生活を送ってきたせいで技術力は初心者級という女性は、何から始めたらよいのでしょう。

 外出自粛になったとはいえ、テレワークに家事・育児にと日々の忙しさは変わらないという筆者のようなライフスタイルの場合、まず挑戦しやすいのは「ネイルチップ」のようです。

 ネイルチップとは、カラーやデザインが施されたいわゆる「付け爪」。両面テープや接着剤で自分の爪に貼り付けるだけという、手順の簡単さが特長です。

はかなげな小花柄がかわいらしいネイルチップ(画像:丸井織物)



 凹凸が少なく、長さもさほどないショートサイズを選べば、家事の邪魔にもなりにくいはず。東京ではもうずいぶん前に散ってしまったソメイヨシノを思わせるはかなげな小花柄なら、この春お花見ができなかった寂しさをほんのちょっと慰めてくれるかもしれません(税込み2350円)。

 ネイルショップ「michi」は、全国にいるプロのネイリストがひとつひとつ作成したデザインを販売中。決して派手な色づかいではないから、大人の女性でも抵抗なく付けられるでしょう。

少しの量を、今すぐ手に入れたいなら

 マニキュアに不慣れな人がよく困るのは、せっかく買っても使いきれずに持て余してしまうこと。同じ色ばかりではそのうち飽きてしまったり、時間がたつとだんだん液が固まってきて使えなくなってしまったりなんて経験、ありませんか?

 少量入りの使い切りサイズを、あまり遠くへ出掛けず手に入れたいなら、セブン―イレブンで2020年4月22日(水)から販売予定の「パラドゥ・ミニネイル」春夏カラー「Aurora Mermaid(オーロラマーメイド)」が良いみたいです。

女性の心をくすぐるかわいらしい発色ときゃしゃなミニボトル(画像:パラドゥ)

 オーロラのように繊細な色が特徴の全6色。ワンシーズンで使い切れるサイズに330円(税込み)とお値段もお手頃だから、思わず何色にも手が伸びてしまいそうです。

足元を簡単に鮮やかに彩りたいのなら

 フットネイル(ペディキュア)は、手間暇かけたおしゃれを楽しむ大人の余裕を感じさせてくれるアイテム。とはいえお手入れがなかなか面倒で、ネイルがはげてもつい放置したまま、なんてことになりかねません。

 そんなジレンマをあっさり解消してくれる、革新的商品を見つけました。

 ネイルブランドを展開するGSIクレオスの「フットネイルストッキング」は、5本指ストッキングのつま先部分にネイルデザインがプリントされたもの。ただ履くだけでフットネイルを施したようなおしゃれを楽しむことができるのです。

「誰でも楽しめる30秒フットネイル」がキャッチコピー(画像:GSIクレオス)



 ただ今ウェブ上でクラウドファンディングを実施中とのこと。暖かさが増すこれからの季節、ちょっとサンダルを突っかけて買い物へ出るときには、このストッキングで足元のおしゃれを演出してみるのはいかがでしょうか。

※ ※ ※

 指先のような細部を美しく保つことは「自分自身を大切にしている実感を得やすい」とよく言われます。慌ただしくかつふさぎ込みがちな日常にほんの15分だけ、自分を見直す時間を作れたら、今度は思い切って指先を鮮やかな色に塗り替えてみませんか。


【画像】記事で紹介するネイルグッズをまとめて見る

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