新型コロナに東京は持ちこたえられるか? 統計のプロが厚労省データを冷静に読み解く

感染拡大が続く新型コロナウイルス。東京で「感染爆発」は起こるのか、統計データ分析家の本川裕さんが、データを基に首都の現状を読み解きます。


人口10万人当たりの感染者数は

「表1」には、厚生労働省が全国から感染者情報を集めて整理している「症例一覧」を集計して、これまで確認された、感染者数の多い都道府県がどこかを整理しました。順位は、実数と人口10万人当たりの両方を掲げました。

「表1」感染者の多い都道府県(画像:本川裕)

 全国の中で、東京で確認されている感染者数が最も多い点が繰り返し報道されていますが、人口も1300万人と全国一多いので当たり前の側面もあります。

 そこで人口10万人当たりの感染者数を算出してみると、北海道が3.22人と最も多く、東京は1.65人と全国平均の1.06人よりは多くなっていますが、全国順位は6位とそれほど高いわけではありません。

 順位の高い都道府県は、東京、大阪、愛知といった大都市圏中枢部と北海道や大分、和歌山など感染拡大が目立っている特定地域とから構成されています。東京だけが特別という訳ではなさそうです。

 最近になって東京における感染者数が急拡大してきている点が気になります。

 そこで次の「図1」には、「表1」と同じ厚生労働省のデータで感染確定日別の累積感染者数の動きを主要地域別に表しました。新聞・テレビで報じられているのは、各自治体が公表した患者数であり、今日は何人確認されたかという「判明日」別にグラフが作成されていますが、ここでは「感染が確定された日」ごとの数字で追っています。

東京・北海道・愛知・大阪を比較


【図表】記事のデータ表を一気に見る

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