都内の「エスニック食材店」から香り漂う、懐かしき日本の情景
2020年2月3日
知る!TOKYO東京で急増するアジア系の食材店は、外国人のコミュニティーにもなっています。その魅力について、アジア専門ライターの室橋裕和が解説します。
そこはエスニック・テーマパーク?
ずらりと並んだスパイスは、すべて産地直送。生のままパッケージがされた、日本のスーパーマーケットでは見ないようなものもたくさん。ハーブのかぐわしい香りも漂ってきます。

隣の棚はさまざまな豆類で埋め尽くされています。大豆やひよこ豆くらいはわかるけれど、あとはなにがなにやら。
「ボクたちネパールやインドの人たち、マメいっぱい食べるから。日本よりいろんな種類あるでしょ」
と、後ろから店主の笑い声。
コメは日本のものと違って細長いインディカ米で、ぱらぱらとしていてカレーに合わせたりスパイスで炊き込んだりするのに合っているそう。これもやはりブランドがいろいろ。
そんなコメを揚げてスパイシーに味つけたスナックもあれば、中東や南アジアでは定番のデーツ(なつめやし)、格安のカシューナッツなんかも並びます。
「スナックは1個200円だけど、3個なら500円でいいよ」
そんなことを聞かされると、あれもこれも欲しくなってしまう。この手の食材が好きな人にとってはちょっとしたテーマパークでしょう。

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